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第2759話 マンセー名無しさん 投稿日: 2007/06/09(土) 01:54:54 ID:C6wGagso
「価値なき栄誉」

ここは昔の南米地区。追いかけているのはEU地区からやってきた女の子。追いかけられているのはそこに住んでいる男の子。

アステカ「うわ〜! 助けて! 何で追いかけてくるんだよう!?」

フラメンコ「こら待て〜! 待たないと顔面にキックをいれるぞ〜!」

アステカ「さっき僕が待ったらパンチしてきたじゃないか! ウワッ、近づいてきた!」

女の子はポケットから財布が落ちたのにも気付かずに走り去っていきました。それからしばらくすると男の子が戻ってきました。眼の周りに痣をこしらえて。

アステカ「グーで殴らなくてもいいじゃないか・・・。しかも僕の宝物みんな持ってっちゃった・・・・・。あ、あいつの財布だ。用水路に投げ込んでやれ。」

財布は用水路を流れていきました。その用水路の先には大西池が広がっていました。何年もの間に工事が行われたり、喧嘩が起きたり、流れが速くなったりしました。そして財布は浅い所に流れ着きました。
ここは現在のEU地区。男の子と女の子が連れ立ってやってきました。

アメリー「ベガス、本当にそんなものあったのかYO?」

ベガス「本当だってば。あれはホンモノの金の輝きだったわ。」

アメリー「昔のお金は金や銀で作られてたからNA。あ、あれか?」

財布は何年ぶりかで拾い上げられました。何枚かこぼれていたコインも全て拾われました。

ベガス「お兄ちゃん、何か書いてあるよ。え〜っと・・・・・」

アメリー「? イベリア・・・・・? フラメンコ!? 俺の担任じゃないかYO!」

べガス「どうしよう? 貰っていいのかな? もう先生も忘れてるものね。」

アメリー「新しいルーレットでも買おうYO。 それに新しい花火もほしいYO。」

フラ先生「いや、できれば返してくれないかな? 私、別に忘れてないんだし。」

アメリー「先生、どこから出てきたんだYO。 もう時効だYO。」

フラ先生「ん〜。ここはメゾン・ド・イベリアの裏庭なんだけどな。」

財布はどこへ行くのでしょう。

お話の元
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081181202326.html

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