戻る <<戻る | 進む>>
第65話 日出づる処の名無し 投稿日: 2006/03/25(土) 17:01:30 ID:rQXo6fAw
うちには二つのペットがいます。
ひとつはオウムのニカイ君。
覚えた人間の言葉を繰り返すという習性を、小泉さんの選挙の応援で大活躍。
ニホン家のペットとして新しく飼いました。
最初のころはいろんな言葉を覚えさせて、楽しかったのです。
ですがニカイ君はとても悪い癖があるのです。
泥棒さんを家に招き入れることなんです。主にチュ○ゴ家のタク○ンパパ。
私たちが留守の時に、チュ○ゴ家に行き、『誰もいないよー。誰もいないよー』と報告するのです。
それでお家は何度も被害にあったのです。
チュ○ゴ家はヤクザさんのお家なので警察をやっているアメリー君も下手に手出しできません。(全くつかえねぇ)
ニカイ君の口癖は『共産革命万歳、タクミンパパは最高ですかー?』
食事中に何度も何度も繰り返し鳴くんです。
お呼ばれしたサンケイ君が
「これはチュウゴ君のペットなの?」
と言っていましたよ。
その上、飯は良く食うもんだからデブデブに太って、空も飛べないオウムのニカイ君。
はっきりいって嫌われ者です。うちの食べ物を勝手に近所のペットに振る舞うので、近所の新しいペットには人気のようなんですけどね・・・
そこでこの使えないペットの代わりに新しく猫のアソウ君を飼うことにしました。
アソウ君は由緒正しき血統の持ち主ですんごく高かった。
だけど泥棒さんがお家に入ってきたとき、吹き矢を使って泥棒さんを撃退したんです。
普段はつっけんどんとしているのですが、漫画を広げるとすり寄って来るのでかわいいんです。
そんなわけで一躍アソウ君は人気者。
ニカイ君など放って置いて、みんなアソウ君をちやほやするようになりました。
いつしかニカイ君はアソウ君の人気に嫉妬するようになりました。
「泥棒の邪魔をするな。アソウはでていけ」
などとしゃべり出す始末です。
ニホン家のみんなはこのデブ鳥にあきれ果ててしまいました。

さてここからはずっと先のお話ですが、
そのうちニカイ君は疲れてしまってしゃべらなくなりました。
しゃべらなくなったオウムは誰も見向きはしません。
そのうちニカイ君の餌をあげることもみんな忘れてしまうようになりました。
ニカイ君はだんだん痩せていきました。
小泉さんの次のペットとして、ダックスフンドのアベ君か猫のアソウ君かという話が出てきたとき、
ニカイ君は誰の話題にもなりませんでした。
近所の新しいペットも食べ物をくれなくなったニカイ君の応援には駆けつけません。
ニカイ君はニホン家に嫌気がさして、チュ○ゴ家に行きました。
いつも助けてあげたチュ○ゴ家ならもっと良い暮らしができると思ったのでしょう。
ニカイ君のその後はわかりません。
ただ、ニカイ君がチュ○ゴ家を訪ねたときの夕食は焼き鳥丼だったそうです。
タクミンパパはそれを
「おいしいおいしい」
と言って食べていました。



宮沢賢治風で料理してみますた。
( ゚Д゚)y―┛~~

この作品の評価を投票この作品の評価   結果   その他の結果 Petit Poll SE ダウンロード
  コメント: