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第34話 火病する名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 20:41
今日は全校学力テストの発表日。
掲示板に身の丈2尺になるかという順位表がデカデカと張られています。
だぼだぼの和服の少女が大きなため息をついていました。
「また、点数下がっちゃった」
彼女はニホンちゃん。
彼女の順位は5位。
地球学校の総勢300名のうち5位というのはすごいと思うのですが、この頃順位がだんだん下がっているのです。
「気にしないでいいと思うよ」
「世の中テストだけじゃないしな」
「3位の香港ちゃんと1位のシンガ君に言われても説得力ないよ・・・」
そう言ったニホンちゃんはふらふらと屋上の柵を乗り越えて、靴を脱ぎ、鳥の真似をして、冷たいコンクリートを靴下で蹴って空高く飛び、地面に落下、頭がスイカのように弾けるという、白昼夢を思い描いていました。
「ニホンの順位がまた下がったニダ〜」
そのときです。あの声が聞こえてきたのは!そう、あのいつもアブナイ行動を繰り返してる彼の声が聞こえてきたのは。
ニホンちゃんはこんなことを考えました。
カンコ君なら・・・私より順位が下・・・そう。ちょっとアブナイ行動ばかりする彼が私より上の順位であるはずがない。少しバカにしてあげれば、少しは私の心が晴れるかも・・・くすくす。
ニホンちゃんの悪魔が頭からわいてで来る天使を示現流でぶった切っていたのです。
「バーカバーカ」
カンコ君の罵倒はニホンちゃんにはオオカミに狙われた豚の鳴き声にしか聞こえなかったのです。
ニホンちゃんは口元にうすら笑いを浮かべながら言いました。
「ねぇ・・・カンコ君。じゃあ、あなたの順位をお・し・え・て」
そう、カンコ君は・・・こんな事言っていいのか分かりませんが・・・・知恵遅れな・・・
「2位ニダ」
ニホンちゃんはイリヤばりに髪の毛が真っ白になりました。
「そう・・・ちょっと屋上行ってくる。追わないでね」
「あれ?ニダ?」
「まてよ。ニホン順位なんて気にすることないぜ。俺なんて100位以下だ!人は点数なんかできまるもんじゃないはずだぜ!」
「そうよね・・・アメリー君」
いつのまにか黒く戻った髪の毛でにっこり微笑みました。
そして、その日からアメリー君はニホンちゃんに何故だか優しくされるようになりましたとさ。

解説 火病する名無しさん 投稿日: 2005/07/14(木) 20:41
( ゚Д゚)y―┛~~うぃー  ソースはねぇぜ
いや、あることはあるが、アメリカの順位が微妙だった。
ま、アメリカが馬鹿なのは周知の通りだと思うんでソースを示す必要は無いかな。
と思ったけど一応こっちにかいといた。
http://www.shinko-keirin.co.jp/kosu/mathematics/sekai/nagasaki02.html

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