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第1話
ab-pro
投稿日: 04/07/17 22:41 ID:PZaDBRp3
「ニホンちゃんの韓国講座・第一回」(作品にあらず)
ニホン 「アメリー君、最近カンコ君を見る目がなんだか険しいよ?」
アメリー「・・いや、最近カンコが何を考えているのか分からなくなっ
てきたんだ」
ニホン 「カンコ君もいろいろ家の中で大変みたいだから・・・」
アメリー「だからって、あいつ俺と軍事同盟していること忘れているん
じゃないかと思えてくる事もあるんだ」
ニホン 「確かに、そんなニュースも最近増えているような・・・
分かったわ。ちょっと最近のカンコ家の歴史をまとめてみるわ」
もともと出来た当時のカンコ君の家は、キッチョム君が大嫌いだった
の。まあ、やっと家を建てたと思ったら、いきなりキッチョム君の家が
攻め込んできて、新築の家が滅茶苦茶になったんだし、これは当然の事
よね。
でも、ここで問題になってくるのが、カンコ家の番頭さんに軍人がな
って独裁制を引いた事なの。
アメリー「まあ、冷戦のまっただ中だったし、丸教と戦ってくれるなら、
俺は誰でも良かったんだ」
さて、朝鮮戦争が休戦になった後も、キッチョム君もカンコ君もお互
いに工作員を使って諍いを起こしていたし、まだこの頃はキッチョム君
の家の方が栄えていたので、カンコ家は軍人の番頭さんとアメリー君に
頼っていたの。
アメリー 「キッチョムの工作員の事はよく知られているけど、カンコ
もいろいろやっていたんだ。シルミドはどうだか知らないが、カンコ
の部下もDNZを越えて、キッチョムへの襲撃を良くやっていたし」
でも、軍人の番頭さんの独裁に、カンコ家の学生さん達は次第に反発
し始めて、そこにキッチョム君の工作員達が接触した結果、カンコ家の
大学の中では堂々と「主体思想万歳」なんて事が言われるようなり、学
生運動が盛んになり始めたの。
ニホン 「家でも学生運動は盛んだったみたいだけど、カンコ君の家の
場合は、キッチョム君が絡んでちょっと特殊みたいね」
アメリー「一様、キッチョムとの戦争は行われてない。でも、番頭は独
裁をし学生達を実際に弾圧している。真の敵を見失っていたんだな」
ニホン 「でも、まだこの頃は朝鮮戦争を体験した人がカンコ君の家の
中では多かったの」
そしてついに光州事件が起こったの。民主化を求める住民を番頭さん
が武力で弾圧したの。とっても多くの人が犠牲になりました。
でも、その後も民主化運動は続き、ついに87年に韓国は大統領直接
選挙制を導入して民主国家になり、今に至ったの。
アメリー「ここで、今のカンコの様子に一番重大な影響を与えたのが、
98年に番頭になった金大中だな」
ニホン 「そうなの。いわゆる太陽政策の始まりなの。そしてもう一つ
重要なのが、カンコ君の家の経済発展と世代交代なの」
今や朝鮮戦争を実際に体験した世代は少なくなり、今は民主化運動で
軍部と対決した人たちが社会の要職に付く年代になったの。
そして、若い世代はいわゆるネチズンと呼ばれる人たち。同一民族と
してキッチョム君に親近感をもち、経済発展で世界11位の今の韓国し
か知らない世代ですね。
アメリー「は、はーん。なんだか今のカンコの態度のおかしさのとっか
かりが分かってきたぞ。 ところでニホン先生!
今日はもう疲れました。講義は止めてお茶にしよう!」
ニホン 「・・・もう、アメリー君は飽きっぽいんだから。
では、また機会を改めて」 つづく
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