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第1096話 名無し@三重県 投稿日: 02/07/07 21:52 ID:ahrqdWkr
水泳

 「わー!」とみんなの声が轟きました。今日の5年地球組は体育の時間
です。皆の視線の先にはプールの真ん中で立ち泳ぎをしているチューゴ君
がいます。しかも!両手に持った棒の先には皿が回っているのです。授業
が始まる前にチューゴ君が雑技をお披露目していたのですね。
「凄いね、家に伝わる古式泳法みたいで凄いね。」
とニホンちゃんも目を輝かして騒いでいます。と、そこに
「古式泳法の起源はウリナラニダ。ニホンは、謝罪と(以下省略)」
と、我らのカンコ君の登場です。しかし、プールから上がってきたチューゴ
君が一喝です。
「カンコ、全ての文化は大中華に通づるあるアルよ。騒ぐ暇があったら、キ
ッチョムに負けないように水泳の練習をするヨロシ。」
「アイヴォ・・・・・ボコボコ・・」
と尻尾と渦を巻いてカンコ君はプールに沈んで行きました。
そんなやり取りを見ていなかった様にニホンちゃんは「チューゴ君、凄い」と
無邪気に誉めます。
「小さな頃から練習をしているから簡単なことアル。」
「どうして、そんな練習をするの?」
「こうして練習をしておけば、病気の時や歳を取ってからも泳ぐことが出
来るようになるアルよ。」
「え??・・・・」

それを側で聞いていたアサヒちゃん。
「これよ!清美おばさんも東池で泳いで存在感をアピールするのよ!やる
っきゃない!」
あらあら、それじゃキッキョム君の家まで泳いでしまうかもね。

 おしまい


解説 名無し@三重県 投稿日: 02/07/07 21:55 ID:ahrqdWkr
元ネタは、毛沢東、と小平(「と」が出ない)が西側の死亡(失脚)説を
否定するに長江を泳いだ話です。アサヒちゃんを入れたのは余分だったか
なぁ。最初は、清美じゃなくて古式泳法を修得されている江田五月先生が
浮かんだんですがアサヒちゃん好みじゃないってことで。
やっと長文エラー出なくなりましたね。一話一スレを目指しているので
うれしいです。

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