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第1095話 ななしやねん 投稿日: 02/07/07 15:17 ID:GsRGbM5J
戦い終わって日が暮れて

長いような短いようなシューキュー大会の1ヶ月が終わりました。
 夕日がニホン家の緑のピッチに映えて、皆の影を長く伸ばします。
ニホン 「ふうー。終わったねえ」
タイワン「ニホンちゃん!おめでとう」
 決勝の後片付け中、いわれたニホンちゃんはびっくりしました。
ニホン 「え?え?なあに」
タイワン「世界町ランキングすごく上がったじゃない!!」
ニホン 「あっ、うん。ありがとう。うれしいなあ」
カンコ 「ニダニダ…」
ニホン 「あれ、おはようカンコ君。なんだか声がおかしいよ、風邪?」
タイワン「応援で叫びつかれたのかね」
カンコ 「ショセン ニホンハ24イ~! ウリハ22イ ニダ!! ウリヲ コエルモノハ モハヤ イナ….ごふぁ!」
タイワン「あ、ありゃりゃ」
カンコ 「ごふぁ!げふげふン!」

  *解説せねばなるまい!カンコはあまりにも嬉しいことが
  つづいたため、すでに脳がオーバーヒートしているのだ!
  これをキムチフィーバーによる半角現象という!(民明書房)
チューゴ「って、嬉しいことが見事にサッカー関係しかないアルな…」
ニホン 「チューゴ君」
カンコ 「チューゴクン ウリヲ シュクフク シテクレル ニダ?」
 ごすッ!
 裏拳が炸裂する鈍い音がしました。
チューゴ「…ふざけるな。朕は貴様をうらやんだりはしないアル。余計な工作しやがって」
ニホン 「そんなことないよ。チューゴ君アジア枠からちゃんとえらばれたんだよ」
チューゴ「そう思うアルか?くやしいがそれは少し疑問アルよ」
 ピッチに残る折り鶴や紙ふぶきを見ながら「…くやしいアル」とつぶやくチューゴ君。
タイワン「…出られただけましだよ。私だってやってるんだよ、シューキュー。
決勝楽しそうだったよね。いいなあ。…くやしいなあ。」
 ふと気付くと、アジア町のみんなが夕日をうけて、ピッチを見つめています。
ニホン 「…みんな。」
チューゴ「朕は・・・もっと強くなる。」 
アジア町に新しい決意が生まれた瞬間でした。

ニホン 「ねえカンコ君!みんなシューキューに興味をもってくれたみたいだよ!」
カンコ 「ニダ!?」
ニホン 「ライバルは増えるけど、うれしいね!」
カンコ 「マ、マズイニダ!まずいニダよ!!エリアくそ広いアジア枠が余計狭き門になってしまうニダよ!!」
 急に声がもとに戻ったようです。
タイワン「なにセコイこといってんのバカンコ!!!」
 少林サッカー顔負けの鋭い蹴りが繰り出されました。
カンコ 「アイグオオォォォォーーーーーー!!!」
 カンコ君は夕日の中、一番星になりました。
タイワン「フン、ライバルふえて顔色変えて、なにが宗主国なんだか。」
ニホン 「あ、あはははは」


アジアのレベル上がるといいなの願望シナリオでしたスマソ。
正直、いままでの壁は薄すぎたのではないのかと。


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