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第1121話
ab-pro
投稿日: 02/07/19 12:17 ID:0J+gKdLr
「おねだり」
新しもの好きのニホンちゃん。今日もなにやら気になる物を見つけ
たようです。
「ねえ、パパぁ。この新製品のパンフレット見て見てぇ」
はにかみながらの上目遣い、可愛さ全開のニホンちゃんにの登場パ
ターンに、早くもその目的を察知するニホンパパですが、何分このお
ねだり攻撃には弱いパパの事です。早速目尻を下げながらニホンちゃ
んが持ってきたパンフレットを覗き込みます。
「対花火用のレーザー消火器か。もうレーザーなんて実用化された
んだね」
「そうなのよパパ!アメリー君家とシオンちゃん家で共同開発した
んだって。もうシオンちゃんは使ってるんだよ。文字通り光速で花火
を打ち落としちゃうから、今のまで消火器より高性能だよ。
ねえ、買っちゃおうよ!」
ここで必殺の両手を組んでのお願いポーズが炸裂!
パパも最近、タクミンさんが高性能花火を搭載したボートをロシア
ノピッチ家から次々と購入しているのを知っているだけに、思わず食
指が動いてしまいそうになりました。
しかし、そこに現れたのが日ノ本家のお財布を預かるニホンママで
す。
いったい何を騒いでいるの?と、問題のパンフレットを取り上げる
と素早くその内容を一読します。
「高性能なのは良いけど、この「使用時に環境汚染物質が出ます」
と言うのは我が家の家風には合わないわね。それに雨の日に使えない
って書いてあるし、シオンちゃんのお家ならともかく家では使えない
わね」
「ええ、だってホーク消火器もだいぶん古くなったし、それにレー
ザーだよレーザー!」
「駄目な物は駄目。新SAM消火器のテスト、アメリー君のお家で
やってきたけど性能はバッチリだったし、それで十分です。
パパも桜には甘すぎますよ」
確かに新SAM消火器の性能は高そうですし、今回は残念ながらニ
ホンちゃんのねだりもここまでのようです。
さて、ニホンちゃんのおねだりの後も1人パンフレットに見入るニ
ホンパパ。
「それにしても、現在アメリーさんの家で開発中の、汚染物質が出
ないボート搭載用のレーザー消火器は・・・、欲しい」
なにげにアジア町一の防犯・防災グッツマニアのニホンパパなので
した。
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