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第1127話 Unknown_J 投稿日: 02/07/22 20:48 ID:fpBnLHAA
「夏のある日に向かって」Unknown_J
 7月も末となれば、本格的な夏が始まります。地球町の学校もバカンスシーズンに突入します。
ニホンちゃん家に、アメリー君、アーリアちゃん、エリザベスちゃん、ニホンちゃんの4人が集まって
ボードゲームをしています。電気で動くゲームは、ニホンちゃん家が有名ですが、電気を使わないゲー
ムを造るのは、アメリー君やアーリアちゃんが得意なのです。今日は、アーリアちゃんが考えて、アメ
リー君が造ったボードゲームをやっています。
「ニホンちゃん、私の麦と貴方の鉄を交換してくださらない」
「んー、麦とレンガだったら、鉄に交換してもいいよ」
「あら、それは酷くありません」
「でも、エリザベスちゃんは鉄港もってるし何かつけてくれないと厳しいよ」
「そうかしら、他の人は持ってないし・・・仕方ないわね」
麦カードにレンガカードをつけて、ニホンちゃんの持ってる鉄カードと交換します。
「それじゃ、麦カード2枚と鉄カード3枚で、町にしますわ。それで、エンドです」
サイコロの入ったケースをアーリアちゃんに渡します。
「んー、それでは騎士のカードを使って・・・」
「ソルジャーだよ、アーリアちゃん」アメリー君が割ってはいります
「ん、なぁアメリー何故、ソルジャーなんだ、やはり騎士の方がカッコイイじゃないか」
「それは、騎士は貴族に繋がるからね、家では流行らないんだよ」
アーリアちゃん家で作ったときのゲームでは、騎士カードというカードがあったのですが、アメリー君
がデザインしたときには、ソルジャーカードに変わってたのです。それが、アーリアちゃんは不満なの
ですが、どうしても嫌だというアメリー君に説得されて許可したのでした。
「ニホンはどっちがいい」
「え、騎士の方がカッコイイと思うけど、アメリー君の言うことも解るし、プレイする人の好みでいい
 んじゃないのかな」
 ニホンちゃんは、最初アーリアちゃんから許可を貰って、ニホン版を製作してたのですが、今度、ア
メリー君家バージョンの許可を貰って、ニホンちゃん版を製作したのです。アーリアちゃん版は、小さ
な印刷機で造ったので、あまり上手く宣伝とかができなかったのですが、ゲームのできが良くてニホン
ちゃんが結構好きで、家族で遊んでたのです。アメリー君家バージョンを大きな印刷機で造って、宣伝
を大々的に宣伝を始めたのです。
 ゲームの方は、早めに町を作ったエリザベスちゃんをアメリー君が街道を伸ばして開拓することで対
抗していたのですが、アーリアちゃんと街道建設争いになってしまい、後からニホンちゃんは、狭い場
所に町を作ってイベントカードを引く戦略にでて、3枚引いて3枚が得点カードだったおかげで勝った
のでした。
「あらあら、ニホンちゃんの強運が呼び込んだ勝利ですわね」
「それは、ラッキーだ、すごいな」
「んー、なかなかやるなニホン」
 電気を使わないゲームもニホンちゃんは得意なので、アメリー君やアーリアちゃんと遊んだりするこ
ともあります。
「えぇ、でもこれが得点カードでなかったら、アーリアちゃんの勝ちだったじゃない」
「それはそうだが、相手が終了することを見越して勝つために最善の努力をおこなったニホンの勝ちだ」
「えへ、うれしいなそういって貰えると」
「ドイツ町で会おうな、ニホン」
「うん、頑張るねアーリアちゃん」

解説 Unknown_J 投稿日: 02/07/22 20:53 ID:fpBnLHAA
ども、Unknown_Jです。
お目汚しであれば(以下省略)
カードゲームやボードゲームが好きだったりするので、ドイツゲームの紹介も兼ねて書いてみました。
ソースは、カプコン版カタンの発売とワールドチャンピオンシップ開催です。
ドイツ版とカプコン版には色々意見があるようなので、少しアメリー君とアーリアちゃんをからめてみ
ました。
ttp://www.catan.jp/main.html

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