連続ドラマ小説「ニホンちゃん」第1212話「ある１頭の鹿の物語」　作：◆7hiM7ASI

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第1212話 ◆7hiM7ASI 投稿日： 02/09/10 01:45 ID:c9Fw9AiE: ある１頭の鹿の物語

ニホンちゃんの庭に、お腹がすいた鹿が１頭迷いこもうとしていました
ニホンちゃんの庭の草が、手入れされていてとても美味しい事を鹿は知っていました。

ニホンちゃん　ね～お父さん。鹿さん来ないかな～♪
ニホンパパ　　どうしてだい？
ニホンちゃん　だって、対策バッチリなんだもん♪それに対策が本当に効果在るか知りたいし

ニホンちゃんの家は、昔から鹿が迷い込む事がよく起こるため、鹿避け対策は万全でした
しかも、ニホンちゃんの家には、空に大っきなひまわりで、鹿の動きが分かっていた為
例え鹿が、家の庭に侵入したとしても、すぐ対策を取られるため、草はあまり食べれません

鹿は、ニホンちゃんの家の草を食べるのを、諦めました
けど、お腹はものすっご～～く減っています。
お腹が減って我慢出来なかった鹿は、どこでもいいから草を食べたいと思いました。
そう鹿が考えてると、ニホンちゃんの隣の家が、目に止まりました
我らが、カンコ君の家です
鹿はカンコ君の家を、よく見ました。そして、こう判断したのです
お腹いっぱい食べれるぞ～♪っと

カンコ君　アイゴー！鹿がウリの庭を荒らしてるニダ！アッチ逝けニダ！

しかし、普段からろくな鹿対策をして無いカンコ君。鹿は気にも留めません
鹿はかんこ君の庭の草を沢山食べました。が、鹿の様子が変です？
なんとカンコ君の庭の草には、毒が含まれていたのです！
鹿はもだえ苦しみ、暴れまくりました。カンコ君はただ暴れる鹿を、見てるだけで何も出来ません
鹿は丸１日暴れ、沢山の排泄物をカンコ君の庭に撒き散らし、最後には息絶えました
カンコ君の庭は、鹿によってかなり破壊され荒らされました。
けど、かんこ君はぜんぜん気にしていません。ナゼなんでしょう？

カンコ君　鹿の被害からの復興資金を、明日ニホンに貰うニダ！

翌日、カンコ君は学校でニホンちゃんを呼びとめ言いました

カンコ君　昨日、鹿が暴れて庭が滅茶苦茶にされたニダ。
　　　　　ニホンの庭に鹿が行かなかったから、こうなったニダ！
　　　　　ニッテイ時代の分を含めて謝罪と賠償を求めるニダ！
となりで聞いていたアーリアちゃんが言いました

アーリアちゃん　カンコ、鹿はどこに来るか、わからないだろ？
　　　　　　　　それに、鹿対策を怠って被害を拡大したと兄上から聞いたのだが？

カンコ君、エラをピクピク震わせながら顔を赤くしていきます。

そこへタイワンちゃんがやってきました

タイワンちゃん　バカンコ！アンタは又ニホンちゃんに言いがかりを付けて～

ゲシ！哀れカンコ君。叫ぶ間も無く、タイワンちゃんに強烈な一撃を貰い、気を失いました

ニホンちゃんは思いました。又鹿さんが暴れたら、文句言いに来るんだろうな～と

翌日
カンコ君　アイゴー！顔に変な斑点が出来てるニダ！

元ネタ　知ってのとうり2002年台風15号です