連続ドラマ小説「ニホンちゃん」第1241話「電池のおはなし」　作：百葉

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第1241話百葉投稿日： 02/09/30 20:37 ID:Lkv+pLbM: 五年地球組は今、理科の時間です。
「はーい。それでは皆さん、自分達の家で使ってる電池についてです。たとえばどんなものがありますか？」
フラメンコ先生が聞くと、理科の得意なアーリアちゃんが答えました。
「はい。火力、水力、風力、原子力などがあります。少し変わったところでは燃料電池などもあります。」
「はい、そうですね。それでは、今日は原子力電池について勉強しましょう。」
そうして授業が始まりました。

「ところで、皆さんのところではどのくらい原子力電池を使っていますか？」
「電池の数と規模ならうちが１番さ。なんたって１０３個もあるんだからな。」
と１番の好きなアメリーくん。
「うちでは電池の80％が原子力ですわ。」
フランソワ―ズちゃんが言います。
「俺んところでも少しは使ってるぜ。・・・まあいざと言う時に花火にも使えるしな。」
アルコール臭い息を吐きながらとんでもない事を言うロシアノビッチくん。
あ、アメリーくん他、先進国の面々の顔が少し引きつってます。
「ロシアノビッチのところのチェルノブイリ電池が昔爆発したと聞いたが？キエフの間だったか？」
とアーリアちゃんが横槍を入れます。
「そうだな、現段階でこの電池は危険が多すぎると思う。完全に理解して使っているわけでもないのだからな。
だからうちの家では原子力電池を廃止するように努力している。使用後のカク物質の廃棄にも困るからな」
そしてゲルマッハくんが原子力の危険性を指摘します。
「あ～ら、でも原子力をやめた不足分の電力をうちから買う予定じゃなくて？」
フランソワ―ズちゃんに言われてアーリアちゃんとゲルマッハくんは少したじろぎます。
「その点は、新しい電池を開発する････予定だ。」
「兄上の言うとおりだ。原子力を全部無くす頃にはできる。そうそう、ニホンの家ではどうなのだ？」
「え？うち・・？えーと、一応、５２個だけど････。」
いきなり話題を振られて少しうろたえ気味に答えます。
ニホンちゃんの家では原子力の話題は鬼門のなのです。さすがにロシアノビッチくんのところのようにはなってはいませんが、
もんじゅ電池をはじめ、最近でも福島の間でもひびの入った電池を発見した所でした。
「ウリんところでも最近作るようになったニダ。韓国型標準原子力電池ニダ。これでニホンのとこなんて目じゃないニダ
ウリナラ万歳ニダ！原子力はウリナラの起源ニダ！！」
電波的ウリナラ起源論を発表するカンコくん。みんなはまた始まったかという顔をします。
「ふざけんなよカンコ、うちの技術を貸してやったのを忘れたのか?またそういうこと言ってると、もう手を貸してやんないぞ？」
とアメリーくん。
「ア、アイゴー」
『最近作るようになったって言ってるのに起源も何もないと思うけどなぁ』
と思うニホンちゃんでした。

「はーい、それではこの原子力電池の使い方ですが、みんなの家にもあるんだったら知っていますよね」
「はいはいはいニダ、知ってるニダ！！」
最近使えるようになったカンコくんは使い方を説明したくてしょうがないようでした。
「じゃあ、カンコくん」
「はいニダ。ウリナラの技術をみんな心して聞くニダ。まずバケツにカク燃料を入れるニダ。それからバケツを熱して――」
そう言い終わるか終わらないうちに
「カンコ、お前ん家でその電池を使うのはすぐに止めろ。」
「そうだ。悪い事は言わない。ロシアノビッチの家の二の舞になる前にやめろ。」
「そうですわ、日本池が汚染される前にやめるべきですわ。」
「ウイック・・・・お前んちは広くないから爆発したら大変だろうな」
「うちで貸した技術が無駄になったな」
などと口々に言われました。
「ア・････アイグォォォォーーーーーー！！！何がいけないニダァァァ！！！！！！」

『実はうちでも一時期面倒くさがってやった事があるんだよね。でも皆には内緒にしておこうっと』
少し舌を出して苦笑いをしながらそう思うニホンちゃんでした。
解説百葉投稿日： 02/09/30 20:42 ID:Lkv+pLbM: お初にお目にかかります百葉です。
拙い文章で長文、お目汚しですが。
理科じゃなくて社会の時間っぽかったかも。

ロシアの原発で核兵器の転用ができるかは不明です。
また、韓国の原発で不祥事があったという事実はありません
（ウリナラタイマーが内蔵されているという可能性はありますが、まだ新しいので。）

参考ソース
http://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/seikan/gentai/chishiki/02ima/04.htm
http://contest.thinkquest.jp/tqj1999/20159/now.html#france
http://www.yomiuri.co.jp/features/genpatu/
http://www.fepc.or.jp/shikihou/shikihou13/p8.html
など