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第1265話 にらたまぞうすい 投稿日: 02/11/02 06:13 ID:2xbs/afm
  「キッチョム君、焦る」
 
 
 「おい、キッチョム!てめえ!」最近イラク君とのもめ事もあって神経質なアメリー君、
いきなりキッチョム君の胸ぐらをつかみます。
 「な・・・何するニダ!は、はなすニダ!」
 「お前、この間ニホンちゃんに新しい花火を作るって偉そうに自慢してたそうだな!」
 「だ、大丈夫ニダ。絶対にアメリー君の家には使わないニダ、約束するニダ・・・だか
ら、アメリー君もお互い喧嘩しない約束をするニダ。」
 「やなこった」
 「え?ど・・・どうしてニダ?」
 「お前の言うことなんか信用できるか!お前、自分が今までやってきたことわかって言
ってんのか?お前が嘘ばっかりついてきてる事はみんな知ってるんだぞ!」
 ・・・後ろからニホンちゃんがすごい目でキッチョム君を睨んでいます。
 「ほ、本当ニダ、信じて欲しいニダ」
 「だったら花火を全部捨てろ!後で俺が調べに行くからな!」
 「そ、それは困るニダ・・・」
 「あん?俺が調べたらまずいことでもあんのか!?」
 「と、とにかくだめニダ・・・」
「おい、キッチョム、この期に及んで選択肢があるなんて思うんじゃねえぞ。もし断っ
たら、イラクの奴と一緒に×××××て、○○○○○○にしてやるからな。・・・いい返
事をまってるぜ・・・」アメリー君、軽く百人程殺せそうな目で、とても小学生とは思え
ない言葉を残して行ってしまいました。
 しばらく呆然としていたキッチョム君ですが、事態の悪化を悟ったのか真っ青です。
 「や、やばいニダ、何とかしないと殺られるニダ・・・」
 
 ・・・放課後、家に帰ったキッチョム君、どうやらニホンちゃんに経済援助のついでに
アメリー君との橋渡し役を頼んでいるようです。
 「盗んだ猫は返したニダ!経済援助するニダ、ついでにアメリーに話をつけて欲しいニダ!」
 「まあ確かに不幸な事故で死んだ猫もいたニダ、でもそれはそれニダ、もう終わった事
ニダ。それにニホンは約束を破っているニダ、うちにいる子猫のためにもうちに戻すニダ」
 しばらく無言でキッチョム君の話を聞いていたニホンちゃんでしたが・・・
 「・・・キッチョム君?」
 ニホンちゃん、声が震えています・・・
「どうしたニダ?」
 「キッチョム君にとっては終わった話でも、私は全然終わったとは思ってない!不幸な事
故だなんて信じられないよ!だいたい今まで盗んでないって言い張ってたじゃない!どうし
て死んだのが嘘じゃないなんて言えるの?信じられるわけないでしょ!そっちで産まれた子
達も絶対に返してもらうんだからね!」
 ・・・ニホンちゃん凄い剣幕です、よほど怒っているのでしょう。無理もありません、か
わいがっていた家族同然の存在を、いきなり連れて行かれて死んだと言われたのですから。
温厚なニホンちゃんでもそりゃあキレますよ、キッチョム君・・・無神経すぎです。当然話
にならず、キッチョム君、たまらず電話を切ってしまいました。
 「困ったニダ・・・あの状態じゃ話にならないニダ、・・・こうなったら当てにならない
けどカンコで我慢するニダ」
 
 ・・・コンッコンッ
 「カンコ?いるニダか?」 
 「キッチョム兄さんがウリの部屋に来るなんて珍しいニダ、何か用ニダか?」
 「実は、アメリーに言いがかりをつけられて困っているニダ、ウリに心当たりはないけど
、きっと誤解されているだけニダ。ウリが言っても信じてもらえないから代わりにアメリー
を説得して欲しいニダ、なぁに大した問題じゃないからすぐ誤解は解けるはずニダ」
 「アメリーにも困ったものニダ、任せておくニダ!アメリーは必ず説得するニダ!」
 「ああ、ウリはいい弟をもったニダ、よろしく頼むニダ」
・・・次の日・・・

 
 「アメリー君、誤解を解いてキッチョム兄さんと仲直りするニダ、でないと兄さんは何
をするかわからないニダ」・・・カンコ君、その説得の仕方は逆効果では?
 「へぇ・・・堂々と新しい花火作ってるキッチョムが・・・何をするつもりだって?」
 「え・・・いや、ウリはただ仲直りを・・・花火?」
 「お前もヤツと同類か?ええ?俺を脅すとはいい度胸だな・・・」
 立ち上がったアメリー君、殺気が肉眼で確認できそうです。次の瞬間カンコ君は自慢の
逃げ足で反射的に戦略的撤退を行いました。グラウンドからはいつもの声が・・・
 
           「ア・・・アイゴォーーーーーーー!!!」

解説 にらたまぞうすい 投稿日: 02/11/02 06:20 ID:2xbs/afm
どうも、投稿二回目のにらたまぞうすいでござんす。拉致被害者の方々を猫にたとえるのは正
直抵抗がありますが、適当な表現がないため止むを得ず「猫」と表現しました。その代わりニホ
ンちゃんは「猫」と言っていません。
 なんか今回アメリー君がおっかなくなってしまいました、アメリー君こんなキャラだったか?
と自責の念に駆られております。今回はこれ↓を元に書きました、キッチョム君次はどんな手で
来るんでしょう?

    http://www.worldtimes.co.jp/w/korea/news/021026-065015.html

    しかしキッチョム君、後がありませんね↓
    http://www.worldtimes.co.jp/w/usa/news/021031-073304.html


>>459-464
 こういう所がなければ韓国の漫画も評価されるのに・・・あいかわらず自滅国家ですな。
もっとも日本側に全く問題がないわけでもありませんが。
 「Still…」読みました、すごくイイ!!ですよ。続きが気になって仕方ありません、これか
ら仕事なのに・・・仕事が手に着かなかったら謝罪と(略
 それはともかく続編楽しみにしてます、がんばってください^^

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