戻る
<<戻る
|
進む>>
第1289話
おもひで売ります!
投稿日: 02/11/17 10:42 ID:hCfVHO1o
魔法のらんぷ、はたまた打ち出の小槌なイカモノ商売(IT)。
なかでも思い出話を売り買いする記憶屋(といってアメリー家のジョニーおぢさんみたいに頭の中に電極を埋め込んで逝ってしまっているのではありませんが)は手っ取り早くて大儲け。
誰も彼れもが手を出して、あっというまにクラスじゅうは思い出が大氾濫。最初は遠足とか文化祭の思い出とかだったのですが、今では便所掃除の愚痴とか読書感想だとか、どうでもいいような思い出ばかりです。
当然、思い出の価値も下がります。
このままじゃいけないよね、と思った子供達はそれぞれ対応策を思い付きました。
「なあ、タイワン。俺のかわりに思い出話つくってくれよ」
「無問題! 10個でこれくらいはどう?」
「おーけーおーけー」
アメリー君とタイワンちゃんは電卓片手に商売ショウバイ。驚くほど安いですが、タイワンちゃんもチューゴ君に作業を丸投げするつもりなので、そこらへんはロハぎりぎりで値段付けです。
それもそのはず、この2人がイカモノ商売の胴元ですから、ショバ代とかで儲けはしっかり出してます。だから無問題!
さて、ニホンちゃんは?
「カンコ君、高級ニホン紙12枚買ってくれたらよく書ける四菱えんぴつもつけるけど・・・」
「ほんとニダか!?」
「うん。書くのが面倒ならゾヌーのパピコもあるよ」
思い出はほそぼそとしか売りませんが、そのかわりにお助けアイテムで稼いでいます。なにせ、読書感想文にぴったりの紙といえば和紙。それもニホン製に限りますからね。
そしてウリナラヒーローのカンコ君はどうでしょうか?
「ジャンジャン思い出売って市場独占すればウハウハニダ!」
ニダニダと悦に入っています・・・が、売れば売るほど大赤字。自転車操業で息も絶え絶え指はペンダコで腫れ上がるという罠。
「アイゴー、こうなったら記憶屋やめるニダ。ゾヌーのパピコもニホン紙もアメリーに売っ払って赤字を埋めるニダ」
そうは問屋がオロナミンC。
「これくらいでどうよ?」
電卓を弾くアメリー君は悪魔のような笑みを浮かべました。
「AIGO!!!! こんなんじゃODA賃にもならないニダ」
「別に嫌ならいいんだよ親愛なるカンコ君」
売り言葉に買い言葉とはならない罠。
「もうアメリーなんか頼らないニダ。赤字はそのうちなんとかなるニダ。ウリの思い出に感動した客がプレミアつけて買っていくニダ。ウリナラマンセェェェェェェ!!」
とうとう火を噴くカンコ君。
まあ、元々火の車なんですけどね。
どっとはらい
解説
machina ◆.LQj97Xmzk
投稿日: 02/11/17 10:49 ID:hCfVHO1o
>631-633
元ネタはこちら(ソース提供のこっぱー氏に感謝)
http://www8.ocn.ne.jp/~hashingi/page009.html
http://www.edresearch.co.jp/mtb/0211/052.html
・・・で、ハサーンはまだ?
マチクタビレター
この作品の評価
結果
その他の結果
選択して下さい
(*^ー゜)b Good Job!!
(^_^) 並
( -_-) がんばりましょう
コメント: