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第1437話
ん
投稿日: 03/03/13 06:58 ID:RBUiwWB5
「ニホンはウリに謝罪と賠償シル!!」
「どうしたの。カンコ君」
いつものように、いきなり火病を爆発させるカンコ君に対し、
ニホンちゃんは内心でため息をつきつつ、理由を聞いてみました。
「ニホンからもらったDVDレコーダーが壊れて録画した番組が見られなくないニダ」
「え〜、そうなの。うちでは壊れたこと無いんだけど」
DVDレコーダーは、AVマニアのニホンちゃんが作っている製品の中でもご自慢の一品です。
「壊れたニダ。謝罪シル。反省シル。賠償シル」
まるで壊れたレコードのように繰り返すカンコ君にあきれながらも、ニホンちゃんは調べてみることにしました。
「ちゃんと録画できてるし、見ることも出来るよ」
ニホンちゃんは自分の持ってきたDVD−RAMのメディアを持ってきて録画と再生を試してみました。
「ホントニダ。でもこれだと見られないニダよ」
確かに、カンコ君のメディアは再生できませんでした。
「とにかく、レコーダーは問題ないからね。とりあえず、これを使ってよ」
ニホンちゃんは、カンコ君に自家製のメディアをあげました。
「これで見られるなら良いニダよ」
ケンチャナヨが信条のカンコ君はあっさりと許してくれました。
カンコ君は突発的に怒りますが、すぐに収まるのです。すぐに別の件で火病るのはご愛敬です。
家に帰ったニホンちゃんは、早速メディアを調べてみることにしました。
「たしかに、これは見られないわね」
CD-Rならドライブによって見ることが出来たりしましたが、このDVD−RAMのメディアは
ニホンちゃんご自慢の超高級DVDドライブでも見ることが出来ませんでした。
そこで、業務用検査機を使って調べてみました。
「うわっ、エラーが多すぎ。これじゃあ、見られないよ」
エラー数のグラフを見ると、外周部でエラーが多発していることがわかりました。
「このメディアってタイワンちゃんのところのよね。ちょっと抗議しなくちゃ」
ニホンちゃんはタイワンちゃんちに電話をすることにしました。
「あら。ニホンちゃん。こんばんは〜」
「こんばんは。タイワンちゃん。ところでちょっと言いたいことがあるんだけど」
「何?また、カンコのバカが何かやらかしたの?」
「ううん。今日はカンコ君じゃなくてタイワンちゃんだよ。あんまり粗悪なDVDのメディア
作らないでよね。今日、カンコ君にそれが原因で怒られたんだよ」
「あー、それね。ごめん。でも、DVD−RAMには交代領域があるからちょっとくらい
適当に作っても大丈夫でしょ。ほら、ケンチャナヨって言うし」
「もー、タイワンちゃんまでカンコ君みたいなこと言わないでよ。その機能は、万が一のバックアップのためで
それを当てにしてメディアを作られたらたまらないよ。それに、読めなくなったりして、最初にクレームが
来るのはドライブ作っているうちなんだよ」
「うん、もうちょっと丁寧に作るから。ごめんね、ニホンちゃん」
「わかってくれればいいよ。じゃあね。タイワンちゃん」
電話を切ったあとも、タイワンちゃんに悪気はないんだろうけど、またクレーム来るんだろうなあと
ちょっと憂鬱になるニホンちゃんでした。
オチ無し。
はじめて作った作品なので、駄文でつまらなくてもご容赦ください。
元ネタは下記です。
http://www.zdnet.co.jp/news/0303/11/nj00_dvdmedia.html
タイワンちゃんは好きなんですが、こういうところの手抜きってどうかな〜と。
まあ、日本も戦前は粗悪品で悪名高いので、あまり人のことは言えないんですけどね。
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