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第1443話
名無しさん
投稿日: 03/03/16 06:39 ID:GhJOA9Dg
「ある晴れた日に」
あるお昼休みのことです。白いアオザイに身を包んだベトナちゃんは一人芝生の上で
左脚を寝かせ右足を立て佇んでいました。
今までいろんなことがありました。ニッテイさんとの出会い、フランソワーズちゃん
の家からの決別と家の中の争い、アメリー家の介入とカンコ君との確執、そして腕の怪
我、チューゴ君との喧嘩・・・。苦難や不幸が彼女を次々と襲いました。それにより彼
女は多くの大切なものを失い、心も身体も傷つきました。
(けど私はいきている)
そうです、彼女はそれ等を全て乗り越えたのです。
(そして今の私には)
後ろから彼女を呼ぶ声がします。ニホンちゃんの高く澄んだ声です。ニホンちゃんだけでは
ありません。クラスの皆、かって彼女といざこざのあった子も皆彼女を呼んでいます。
「待って、今行くわ」
ベトナちゃんは立ち上がり皆のほうへ駆けて行きました。青い空が何処までも澄んでいました。
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