戻る <<戻る | 進む>>
第1505話 ◆MaCHINAyH. 投稿日: 03/05/04 03:08 ID:VfcGrf/G
『標準時』


「カンコくーん、がっこーいこー!」
朝、ニホンちゃんが元気に登校のおさそいにやってきますが、ついさっきまで徹夜でネトゲをしていたカンコ君は不機嫌の極み。
目の下に隈という凶悪な面構えでニホンちゃんをにらみ返します。
「ファッキメ! なんでウリの朝がニホン時間で管理されなくちゃならんニダ!!」
「え〜、だってお家が隣りだし、先生がみんながカンコくんのことよろしくっていうから・・・」
それを聞いてカンコ君は火病発症。
「ニホンのくせして偉そうに! ウリはれっきとした自由独立の賢いお子様ニダ! ウリ時間はニホン時間と違うニダ! いままでウリから奪ってきた朝の30分を返せッ!! 謝罪と賠償(ry」
ご近所の迷惑をかえりみずにカンコ君は喚き散らかします。が、なんのことはありません、カンコ君はただ朝はゆっくりしていたいだけ。
「あーっ、わかった、わかったからカンコ君。わたし先にいくから。でも遅刻しちゃだめだよ。フラメンコ先生に怒られるよ?」
「ふんっ、だいじょーぶニダ。これから朝の連続テレビ小説をみてから縮地法であっというまに追いついてやるハセヨ」
偉そうにふんぞり返るカンコ君。
ニホンちゃんは、電波のタダ見はいけないんだよぅとぼそぼそとつぶやいて、カンコ君をおいて先に学校に行くことにしました。
きーんこーんかーんこーん。

「アニョンハセヨー。カンコ様のご到着ニダ!」
「「「「「「・・・・・・・・・・・・・・・」」」」」
がらがらと教室の扉を開けるカンコ君に地球組の誰もが注目。
「そんなにみつめられると照れるハセヨr<`∀´*n」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・カンコくぅぅぅぅぅん」
ふるふると硬く握りしめた教鞭を震わせつつフラメンコ先生がいいませいた。
「朝!朝っ!朝っ!朝ッ!朝ッ!朝!朝!朝!朝!朝!朝!朝!朝!
あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!あさ!
あさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさあさなんですよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
「アイゴオォォォー!!!!!!!!!」

見事に遅刻したカンコ君。往復ビンタで腐ったキムチのように赤く膨れあがった頬をして廊下に立たされてしまいました。
「・・・なんでわたしも(T▽T)」
連座制で一緒に立たされることになったニホンちゃん、1時間目をずっとカンコ君の号泣を隣りで聞かせられることになりましたとさ。


いとふゆ

解説 ◆MaCHINAyH. 投稿日: 03/05/04 03:20 ID:VfcGrf/G
>>545-546
少々古いソースで賞味期限がアレですが
http://japanese.joins.com/php/article.php?sv=jnews&src=soci&cont=soci0&aid=20010820145227400


(-@∀@)ノ < 「先生! やっぱり朝といったらこれです」
    ttp://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/6487/asapy_multimedia001.swf

                          「激しくちがうと思いまつ」 > (T▽T)

この作品の評価を投票この作品の評価   結果   その他の結果 Petit Poll SE ダウンロード
  コメント: