星条旗を掲げてアメリー君が月村へ第一歩を記します。ガッツポーズ をとるアメリー君。腕に力こぶが浮き出ています。緊張して力が入って いるのかな? "That's one small step for a man, one giant leap for mankind!" 「エリザベスちゃん、あれはなんて言ってるの?」 アメリー君の言葉が得意ではないニホンちゃんが尋ねました。 「これは私個人にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な雄飛 である。ってとこね。他にも訳し方はいくつもあるでしょうけれど」 その後いくつかのミッションを終えたアメリー君は地球町へ無事帰還 し、みんなの祝福を受けました。ロシアノビッチ君はというと、有人飛 行は先を越されたので諦めて、地道に月村の資源を回収していたようで す。くだらない競争を続けるよりその方が得と判断したんですね。 そして現在の五年地球組では…… 「ねえ、わたしも月村に気球送ったよ。みんな忘れてなぁい?」 ニホンちゃんがご機嫌斜めです。そう、アメリー君たちからはずーっと 後ですが、ニホンちゃんも「ひてん」を打ち上げたのです。これは気球 の操縦を練習するためだったので人は行きませんでしたが。