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第1610話 名無しのゴンベ ◆jOwUDH2Y5M 投稿日: 03/08/03 17:31 ID:YxXfZGgO
「講演会」後編のご注意、お断り−前書きに代えて−

作中一部韓国語を使用するなど誇張がありますが、
基本的に辛淑玉女史の発言は2003年7月30日3:00〜4:30に愛知の某私大で行われた講演そのままです。
従って一部ニホンちゃん世界とは整合性の取れない発言がありますがご容赦下さい。
なお、本来の講演では韓国語は固有名詞以外全く出ませんでした、
辛淑玉シンパの誹謗中傷に備えてあらかじめお断りしておきます。
なお、この作品は事実を題材にしていますがフィクションです。
辛淑玉女史の発言内容以外は作中に登場するのは全て架空の人物、団体であり、
現実に存在する人物、団体とは如何なる関係もありません。
「講演会」後編 Part1

さて、シンスゴおばさんの講演会の当日となりました。
ウヨ君今度こそ我が家の恥の息の根を止めてやるとばかりに恐ろしく気合いが入っています。
「武士ー、準備出来た?」
お出かけ姿のニホンちゃんがウヨ君の部屋をのぞき込みました
「あ、待って姉さん。出陣式をするから」
と言いつつウヨ君、ミニコンポのスイッチオン。
流れてきたのは軽快でありながら重厚な旋律、
エルガー作曲 威風堂々第一番、希望と栄光の国です。

LAND OF HOPE AND GLORY(希望と栄光の国)
-Land of Hope and Glory, Mother of the Free,(希望と栄光の土地、自由の母よ)
How shall we extol thee, Who are born of thee?(汝より生まれ出でし我等は如何にして汝を称えん)
Wider still and wider shall thy bounds be set;(汝の領域はますます広がらん)
God, who made thee mighty,(汝を強く作りたもうた神は)
make thee mirhtier yet.(汝をますます強く有らんとせん)
God, who made thee mighty,(汝を強く作りたもうた神は)
make thee mirhtier yet.-(汝をますます強く有らんとせん)
続き

ウヨ君実はこの曲がかなりのお気に入りで大熱唱しています。
本来はエリザベスちゃんのお家の第二のお家の歌と呼ばれる歌なのですが、
歌詞はかなり抽象的なのでどこのお家の人が歌っても違和感がないのです。
本来なら軍艦マーチを歌いたいウヨ君ですがさすがにそれは自粛、壁に耳ありなんとやら・・・と言うわけです。
歌い終わったウヨ君は一見止水の如き落ち着きですが、
その闘志はさながら今まさに噴火しようとする火山のマグマの如く熱くたぎっています。
「さあ行こうか、姉さん」
「あくまで、言葉で言い負かすのよ、武士」
さすがは姉と言うべきかニホンちゃんはウヨ君の闘志をくみ取って最後の注意です。
「ああ、奴には残酷な言論の刃こそが相応しい」
氷刃、ウヨ君のその言葉の放つ雰囲気はこう形容される物でした。
「さてと、ホントに出るよ」
「あ、待って武士ぃ〜」
続き

さてニホンちゃん達は会場に到着、ウヨ君は真ん中の前側の席に陣取って本を読み始めました。
ウヨ君がふと、前に張り出された講演タイトルをみると・・・・
「プッ」
吹き出してしまいました。
「どうしたの?武士?」
「いや、アレ見てよ」
そこには「もう一度人権を考える−国籍、性別、人権を超えて」とデカデカと大書きで書かれていました。
「はははっ。人権を超えてどうするんだよ、人種のタイプミスだろ」
「普通間違えるかしら・・・・」
「まぁ、みんなやる気がないんじゃないの?シンスゴは悪名高いし」
と、盛り上がっている間にも開始時間は刻々と近づき、続々と聴衆が入ってきて会場はほぼ満員になりました。
何気なくその聴衆を見ていたニホンちゃんは入ってきた聴衆の中にチマチョゴリを着た見知った女の子、
ウヨ君やニホンちゃんとも仲の良いシンスゴおばさんの対極とも言えるザイちゃんが居るのに気付きました。
「あれ?ザイちゃん」
「ああ、ニホンお姉ちゃんにウヨ君、来ていたニカ?」
「ザイちゃんこそ、どうして?」
「前にも言ったことがあると思うけど、あのおばはんは親戚の恥ニダ。カンコ兄とも実は仲が良くないニダ。
あのおばはんが電波を撒き散らすおかげでウリ達みんなの印象が悪くなってしまうニダ。
今日は電波まき散らしをしっかり監視してやろうと思ってきたニダ」
「それは心強いよ、何しろあれが我が家の人権派の意見なんて誤解されたら僕たちも立つ瀬がないからねぇ」
と、ウヨ君。
「お互いあのおばはんには苦労しているニダね」
「まったく、ああいうのはさっさとカンコ家に帰ってくれたらいいんだよ」
「全くその通りニダ」
「はぁ〜〜〜〜」
チョゴリちゃんとウヨ君はお互いの顔を見合わせて大きなため息を漏らしました。
続き

さて、いよいよ講演会が始まりました。まずは恒例の主催者挨拶からです。
「えー、このたびは日常で気付かないうちに人権について無関心になっては居ないのか?
と言うことを改めて問い直すためにこの様な講演会を企画しました。
講師のシンスゴさんはこの分野では大変著名な方で、数々の著書も出しておられます。
それでは、魅力的なトークを存分にお楽しみ下さい」
そして現れたのは171cmの長躯を持ち、短く刈った髪に黒を基調にした服装を身に纏った、
カンコ家の血統を引くのが明らかな顔立ちの中年女性。そうシンスゴおばさんその人です。
「ヨロブンアニョハセヨ、ウリがシンスゴニダ。ってノリが悪いニダね。
一応断っておくけどウリは女ニダ、この前三重に講演に行った時隣に座っていたおばあさんにも間違えられたニダ。
その時はちょうど車窓から一面の花が見えていたニダ、ウリは花と作物が繋がらないニダ。
それで隣に座っていたおばあさんに聞いたら「ああ、あれは麦の花ですよ」と教えてくれたニダ。
ウリが「ははあ、そうニダか。ウリはそう言うのがよく解らないニダ」と言ったらそのおばあさん。
「まぁ、男の人はそう言うのはよく解らないでしょうね」と言ったニダ。
それまで小一時間話し込んでいたのにこう言われてウリはガクッとなってしまったニダ。
「おばあさん、ウリは女ニダ」と言ったらその人本気で驚いていたニダ。
まぁ、そう言う馬鹿話ニダ」
さすがに喋り慣れているだけあってこういう小手先のテクニックだけは上手いシンスゴおばさん、
会場は爆笑の渦です。
続き

「さてと、いつまでも馬鹿話をしているのも何だから本題に入るニダ。
実はウリにはニホンの家の放送で一つだけ我慢がならない物があるニダ。
なんだと思うニダ?当ててみるニダ。はいそこの人」
「プロジェクトX」
思いっきり作為的な回答を答えたのはサンケー君、さすがですね。
「はずれニダ、まぁあれも酷いニダね。いちいち構成がクサイニダ。
しかもサラリーマンの働き過ぎを推奨している番組ニダ。
会社に泊まり込んで仕事するなんて冗談じゃないニダ、労働基準法違反ニダ。
しかもあの番組に出てくる奥さん達の扱いにも納得いかないニダ。
決まり切って夫を支えて家庭を守る奥さんってだけニダ。
「男は、必ず成功させると妻に誓った。妻は、うなずいた」とかニダ。あれは中の下ニダね」
「さて、他にはないニダ?」
「その時歴史が動いた」
ウヨ君負けず劣らず作為的な事を言ってまね。実はウヨ君お気に入りの番組でもあったりします。
「はずれニダ。まぁ、あれも中の下ニダね。
いっつも権力者から見た構図しか描いてないニダ。殺された民衆の視点になんて立っていないニダ」
大本命二つがはずれて、ウヨ君は頭を抱えていったい何なんだと本気で悩んでいます。
「さて、他にはないニカ?はいそこの人」
と、指名されたのはニホンちゃん。実はニホンちゃんもどうせあの二つのどちらかと思っていたので頭は空っぽです。
「放送終了時の国旗と国歌演奏」
ほとんどヤケクソですね、24時間放送が当たり前になった今でアレを見たことある人は一体どれくらい居るのでしょうか?
「はずれニダ、あれは単なる恒例行事ニダね。正直不愉快ニダが仕方ないニダ。
そうそう日の丸君が代と言えばウリの知り合いに面白い人がいるニダ。
その人は右翼ニダが『俺の大好きな君が代をガキ共に歌わせて日の丸を毎日見せるなんてとんでも無い、
小中学校での強制は絶対反対だ』と言ってるニダ。こういう気骨のある人は大好きニダ」
続き

「って言うかいい加減当てて欲しいニダ、はいそこの人」
と指名されたのはアーリアちゃん。
「ニュース、とか?」
アーリアちゃん、いくら何でもそりゃないでしょう。
やはり回答は「残念ながらはずれニダ。まぁ、あれも酷いニダね。
『昨夜コンビニに外国人風の男が強盗に入りました』なんて馬鹿みたいニダ
ちょっとそこの人来るニダ、さてウリとこの人のどっちが外国人か分かるニカ?
分かるわけ無いニダ、って言うかラモスや呂比須やKONISHIKIはどうなるニダ?」
開始早々、強烈電波の間断無い投下に会場は頭がくらくらしてきてしまった人が結構いるようです。
「もう、これがラストニダ。はいそこの人」
最後の犠牲者はアメリー君でした。
「紅白歌合戦」
間違いと分かっているのに電波を発信させるためだけのような見事な回答ですね。
「はずれニダ、しかし紅白と言えばチョッパリの紅白の見方を知って驚いたニダ。
年越し蕎麦食べながらのんびり見ているニダね、記憶に残るのは『今年もあの二人の衣装は凄かった』ぐらいニカ?
ウリはウリナラの風習で正月には法事があるニダ。当然女は台所でその準備に追われているニダ。
で、たまに小父さん連中に呼ばれるニダ。それで紅白見せられて『こいつはどこそこのパチンコ屋のせがれだ、
こいつはどこそこの焼き肉屋の娘だ、こいつのかみさんはどこそこのああいう奴だ』とか教えられるニダ。
おかげでウリは紅白を見るたび同胞の数ばかり数えるようになったニダ。
今年は多いニダ、ウリナラマンセー、とかシッパル、今年は少ないニダとかニダ
ちょっと前にチョー・ヨンピルニムが出たハセヨ、韓国のサブちゃんって言われている人ニダが
私は可哀想だったね、チョー・ヨンピルニムも植民地時代に付けられた日本の名前持っているニダ
でも今はNHKの看板番組で民族名で出ている訳ニダ
ステージ裏にいる同胞が可哀想だったニダ、それ以来紅白は見ていないニダ
在日ってのは職業差別があるから成り上がろうとすると昔はスポーツ選手とか芸能人以外道がなかったニダ
こういう世界は実力が全てニダ」
続き

「えー、ちっとも先に進まないニダ。では正解を言うニダ。
『みんなの体操』とか言う奴ニダ、ほら、4時ぐらいに放送している奴ニダ。
あれはおかしいニダ、写っている奴は同じぐらいの体格の同じレオタードを着た奴だけニダ。
気味の悪いことに髪の色まで全く一緒ニダ、どこが『みんなの体操』ニダ?
太っている人や背の小さい人も出すべきニダ。ウリはああいうのを見たことあるニダ。
ナチスの宣伝映像ニダ。こう言うのを優性思想というニダ、差別主義ニダ。
最近は椅子に座ったまま出来る体操とか言うのを始めたニダが、やっているのは結局健常者ニダ
あんな激しい運動障害者が出来るわけ無いニダ、と言うかモデルを障害者にするべきニダ。
そうすれば障害者が車いすごと倒れてあの運動の問題点が明らかになるニダ。
しかもあれは正直疲れるニダ、ウリはいつも最後まで出来ないニダ。
ウリが出来ないようなののどこが『みんなの体操』ニダ?
ウリがNHKに講演に行くたびにいつも言っているニダが、一向に改善されないニダ。
ウリの講演を聴いた奴は出世してないみたいニダ。
会場はもはや無理矢理笑っています。ま、仕方のないところですね。

解説 名無しのゴンベ ◆jOwUDH2Y5M 投稿日: 03/08/03 17:36 ID:YxXfZGgO
Part1後書き
大変お待たせしました。
90分の講演を丸ごとネタにするという暴挙のためテキスト量が膨大になってしまいました。
これで前半約40分の講演を書き写したことになります。
流れもこのままなので別スレの電波発言集とは順序が異なりますが本来はこういう流れでした、
残りの後半50分については後日と言うことでお願いします

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