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第1632話
名無しさん ◆B9.JhkARyE
投稿日: 03/08/26 04:10 ID:yhxEiXDL
「キノコ」
カンコ君のパパさんとママさんは電波です。あのカンコ君の両親なのですから当然
なのですがそれはもう凄まじい電波です。何しろ『嘘も百回言えば真実になる』と真
顔で言う人達です。
しかも食べ物にも意地汚いです。何でも食べます。例え道の脇に生えているキノコ
でも。
「今日のお酒のつまみにはこれがいいニダな」
ママさんが道の脇に生えているキノコを抜き取りました。何か毒々しい不気味な色
あいのキノコです。
「おお、今日はキノコニダか。炒めると美味しいニダな」
台所に積まれたキノコを見てパパさんも上機嫌です。夕食の後さっとバターで炒め
マッコリの肴になりました。
「うん、中々いけるニダ。オモニも食べてみるニダ」
パパさんに勧められママさんも一口。
「ん、これは中々」
「美味しいニダな」
「うん、沢山摘んできた介があったニダ」
その夜二人はキノコとお酒に舌づつみを打ちました。
食べ終わり後片付けをした後です。何やら二人の様子が妙になってきました。
「アンニョーーーーーン!!」
「ウリナラマンセーーーーーーーーーーッ!!」
家を出て夜空に向かって叫び始めました。
「何だ、またあの家か!?」
ウヨ君が木刀を手に出て来ます。あんまり喧しいとぶん殴って黙らせるつもりなのです。
しかし彼は叫びよりも凄いものを見ました。
「お前が悪いニダ!」
「ウリは悪くないニダ!」
カンコパパさんとママさんが路上でいきなり取っ組み合いの喧嘩を始めてしまいました。
髪を引っ張り引っ掻き噛み付き、もうマントヒヒか日本猿の喧嘩です。
「何かいつもより酷いな」
あまりの凄惨な夫婦喧嘩にウヨ君も呆然としています。
「ファビョーーーーーーーーーン!」
喧嘩は夜明け近くまで続きました。仲介にも入られず途方に暮れたニホンパパさんが警
察に通報して話は収まりました。後で解ったことですが二人共毒キノコの幻覚症状に陥っ
ていたそうです。
「どうしてうちのお隣は・・・・・・はああ」
結局一睡も出来ず就かれ切った顔で朝の食卓に座る日之本家の面々でした。
解説
名無しさん ◆B9.JhkARyE
投稿日: 03/08/26 04:14 ID:yhxEiXDL
今回のソースはこれです。
http://honyaku.naver.co.jp/ktj.html?trn=1&frmbar=0&css_url=www.hankooki.com/NewsPortal/200308/np20030804074356h7210.htm
迷惑な話だなあ。薬はそのまま出すとちょっと、と思いました
のでキノコにアレンジしました。
あと西遊記は全部書き終え次第一部ずつのせます。
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