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第1706話 Unknow_J 投稿日: 03/11/07 23:17 ID:oncknNfG
「ボウキュー大会予選」

その1. ニホンちゃんVSチューゴ君
 ニホンちゃんちでは、ボーキューカードゲームが盛んです。今年は、ホークスデッキと
タイガースデッキが圧倒的な強さでニホンちゃんちを制覇し、最終決戦で、ホークスデッ
キが、タイガースデッキを破り、ニホンちゃんち最強の座を掴みました。
 今度のアテネちゃんちの地球町大会が開催されます。ボーキュー大会も開催されるので
すが、前回のキャンベラちゃんやオージー君ちでの大会で不本意だったこともあり、今回
は、ミラクルチョーさんを監督に向かえ、デッキを厳選し、大会に望みました。
「やれるだけのことは、やったよねタケシ」
「そうだね、もう少し戦力的に欲しいカードもあるけど、今の姉さんのデッキが最強だよ」
「うん、頑張るね」
そうやって、サッポロの間へチューゴ君との対戦です。
「チューゴ君。あたしも必死だからね」
「わかってるアル」
 凄まじい、ニホンちゃんの攻勢にチューゴ君は、なすすべも無く、1点はとれたものの、
結果的に13対1でニホンちゃんの勝利に終わりました。
「さすがにニホンは凄いアル。まだまだ及ばないアルよ」
チュウゴ君はそういって次の対戦に臨みます。
その2. タイワンちゃんVSカンコ君
 その裏で、タイワンちゃんは、カンコ君との対戦です。
「タイワンちゃん。頑張ってね」
「うん。ニホンちゃんとは、勝って対戦したいからね」
「こら、ニホン。ウリもちゃんと応援するニダ」
「うん。カンコ君も頑張ってね」
「それで、いいニダ。タイワンみたいに弱いやつに負けるわけはないニダ」
「・・・」
 まぁ、試合前ということもあり、タイワンちゃんも何も言いませんが、現在のアジア区
の第一位は、タイワンちゃんであることは、他のみんなも知っています。カンコ君は2位
で、ニホンちゃんは3位です。今回の大会にかけるニホンちゃんの意気込みはかなり凄ま
じいものがあります。カンコ君が去った後、
「タイワンちゃん。一緒にアテネに行こうね」
「うん。ニホンちゃんに勝てるかどうかはともかく、あいつには負けたく無いからね」
 試合は、凄まじい打撃戦の末、4−4の同点で延長に入って、タイワンちゃんが、張誌
家のカードできっちりカンコ君を抑え、最後に高志綱カードのタイムリーで5−4で勝利
を収めたのでした。
その2+.試合後のこと
「何故、ニダ。タイワンに負けるのは間違いニダ。もう一回やるニダ」
「駄目だよ、カンコ君。負けは負けなんだから」
「ふざけるニダ。ウリが負けるのは、間違っているニダッ・・・」
と言い捨てて、泣きながら去っていきましたとさ。
「良かったね、タイワンちゃん」
「うん!!」
苦節ウン年、アジア代表は、カンコとニホンちゃんの独占状態だった中で、ようやく取った
一勝です。嬉しそうにタイワンちゃんは、次のニホンちゃんとの決戦にのぞみます。
その3.ニホンVSタイワンちゃん
「頑張ろうね!」
ニホンちゃんの張り切る声がサッポロの間に響きます。
「そうだね、いい試合をしようね」
タイワンちゃんが応えます。
試合は、2回にオガサワラカードがタイムリーを放って、点を取ると、マツザカ、イシイ、
クロダと繋いでタイワンちゃんの打線を抑えきり、最終的には9−0の大差での勝利を収め
ました。
「さすがだね。ニホンちゃん」
「うん。2回のファインプレーも良かったし、結構きつかったんだよ」
「そう言ってくれると嬉しいな」
「まだ、試合があるから、頑張ってねタイワンちゃん」
「うん。ニホンもあいつとだから、負けんじゃないよ」
「うん。頑張る」
「ニホンちゃんが勝って、私がチューゴに勝てば、2人でアテネだよね」
「うん!」
嬉しそうにニホンちゃんとタイワンちゃんは連れ立って、サッポロの間で食事に出かけます。
その4.ニホンちゃんVSカンコ君
「ふん。ウリの凄さの前には、ニホンなんか、たかが知れてるニダ。さっさと降参するニダ」
「そうはいかないよ、カンコ君。今回は、オージー君ところの試合みたいにはならないからね」
ニホンちゃんも今回は、強気です。ドリームチームとまではいかないですが、できる限りのカ
ードを集めての試合です。そうそうカンコ君の好きにさせる気は毛頭ありません。
 試合は、白熱の試合は、ミヤモト、フクドメカードによる適時打で点を重ねたニホンちゃん
をカンコ君が必死で攻めますが、先発のワダカード、抑えのコバヤシカードが素晴らしい動き
を見せて、2−0でニホンちゃんが勝利をおさめます。
「これは、なにかの間違いニダ。ウリがアテネに行けないなどおかしいニダ」
「それも、これもニホンが悪いニダ、謝罪と・・・」
「お前はそれしか言えんのか!!」
後ろから、チューゴ君を破った、タイワンちゃんの蹴りがカンコ君を吹き飛ばします。
「アーイーゴーーーーー」
空の彼方へと叫び声とともにカンコ君は、星になってしまいましたとさ。
その5.試合が終わって夜も更けて
「さすがにうちは、ボーキューは勝てなかったアルな」
「でもさ、チューゴ君。結局、あたしのピッチャーから点を取ったのは、チューゴ君だけだよ」
「そういえば、そうだね。私もカンコもニホンちゃんから一点も取れなかったものね」
「そういえばそうアルね。ま、明日を楽しみに頑張るアル」
「そうだよ、チューゴ君。あたしだって、全勝したのは初めてなんだから」
「今回は、みんな頑張ったよね」
「そうアルな」
みんなで、サッポロの間で宴会を始めています。星になった方を除いて・・・どっとら、はい。

ども、Unknown_Jです。
 ソースは示してませんが、ネタは、オリンピックアジア大会予選です。メイクミラクルに近い
形ですが、長嶋ジャパンは順調な滑り出しのようです。(ちょっと出来過ぎっぽいのが心配)
 今回は、シーズン終了直後のオフということもあり、プロ組みはほとんどペナンとレースの体
調を維持しつつ、参加できたことが、今回の結果を生んだように思います。
 アテネは、シーズン中になりそうな感じなので、そこら辺が、非常に厳しいのではないかなと、
思っています。
 それでは、また会えましたなら、お気に召すままに・・・
 結果は事実なので、謝罪と賠償は・・・です。

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