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第1766話 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/02/20 22:03 ID:fv7nH/a+
                   「いらぬお節介」
 インドネシアちゃん家から独立したティモル君の家。彼の家も自分の家の言葉があります。
「まあ使っている人はうちの家しかないけれど」
 謙遜して言います。
「ところが文字が無いんだよなあ。どうしたらいいか」
 家の皆が考えているところに風より速く現われる人がいます。カンコ君、またしても話を余計
ややこしくしに登場です。
「文字が無いニダか?」
「誰、この人」
「学校一のお笑い芸人でカンコさんというんだ。まあ気にしないで」
「そうか」
 皆彼を無視して話し合いを再開しようとします。ところが。
「ウ、ウリを無視するなニダ」
 彼は何よりも放置されるのが嫌い。無理矢理話に入ってきました。
「また何かやりそうだなあ」
 ティモル君カンコ君を不安一割二分九厘、期待八割三分一厘で見ています。
「文字がないというのならいいウリがいい文字を紹介するニダ」
 カンコ君自信満々で言います。何となく予想される展開です。
「で、その文字って何?」
 ティモル君が尋ねます。
「ニダッハッハッハ、それは……」
 カンコ君が言いました。
 
「ウリナラ文字ニダ!」
 例のマルと縦線で一杯の文字です。
「ウリナラの文字はどんな言葉でも表記出来るニダ!これこそティモル
の家の文字に相応しいニダ!」
 誇らしげに言います。それに対するティモル君達の対応。
「これ読んでみて」
 そう言うとアルファベットでこう書かれていました。
『zyuugoenn gozyussenn』
「……(タラーーーー)」
 それを見て汗を流すカンコ君。
「言ってみて。どんな言葉も表記出来るんだったら発音出来るよね」
 あえて意地悪く言います。
「わ、わかったニダ」
 カンコ君仕方なく言います。
「しゅ……ブチッ!」
 舌を噛んでしまいました。
「アイゴオオ……」
 痛みでうずくまるカンコ君。
「……確かに面白いな」
 家の人が言います。
「でしょ?毎日こうなんだよ」
 ティモル君が言いました。その後も会議は続き結局暫定的にEU町の文字を
使うことにしました。カンコ君は舌を噛んだだけでありました。
「アイゴーーーーーッ、採用されなかったうえに舌まで噛んだニダ、ニホンに謝(略」
「五月蝿い、十五円五十銭」
 ニホンちゃんの替わりに出て来たウヨ君に玄関から蹴り出されるカンコ君でした。

解説 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/02/20 22:05 ID:fv7nH/a+
 今回のソース。東ティモールはてっきりポルトガル語かインドネシア語と
思っていたのですが。
ttp://j2k.naver.com/j2k.php/japan/www.stoo.com/html/stooview/2004/0110/107366077213111100.html
ttp://www.easttimorpress.com/tet/default.asp
 そこへいらぬお節介。大体アルファベットで表記しているし。そもそも
ハングルに発音できない言葉は無いとか表現できない言葉は無いとか
はったりだし。もっと突っ込むと最近まで使ってなかったよな。

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