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第1792話 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/03/19 22:34 ID:uInAjapg
             「振り上げた拳の行く先」
 さあ、今年もこの日がやってきました。カンコ君家がニッテイさんの支配から
独立しようとしたあの日です。
「それは煙草をくれとせがんで柳とかいう女学生が暴れたあれか!?」
 ウヨ君の突っ込みはスルー。今回狙うのはニホンちゃんとシシローおじさんです。
特にシシローおじさんにはやられっぱなしなのでかなり目をつけています。
「シシローめ、見ているニダ」
 カンコ家の玄関で抗議活動です。けれど誰も相手にしません。ちなみに
シシローおじさんも涼しい顔です。
「ニホンは過去を反省するニダ!」
 し〜〜〜〜〜ん
 ニホンちゃんはいません。そして家の中ではウヨ君がシシローおじさん等
と一緒にカードで遊んでいます。何かカンコ家にとって・・・・・・な面子のようです。
「ウリナラは今は自制しているニダが・・・・・・」
 カンコ君達の抗議は続きます。
「何処が自制してるんだよ」
 ウヨ君が言いました。
「武士君の番だよ」
 シシローおじさんがそれをスルーするようにそっと促します。何かもう完全に
慣れています。
「シシローは靖国のお墓に行くのを止めるニダ!」
「おじさん、あんなこと言ってますよ」
 ウヨ君が顔を顰めて言います。
 それに対してシシローおじさんは柔らかにスルー。
「まあ人それぞれだからねえ」
 これで終わりです。
「な・・・・・・」
 これにはカンコ家もびっくり。慌ててニホンちゃんを批判しよう
としますが。
「姉さんの侮辱は許さないぞ」
 ウヨ君が木刀を持って現われました。
「で、さっきから姉さんやシシローおじさんに何の用だ?何なら俺が
話し相手になってやるぞ」
「う、うう・・・・・・」
 カンコ家の人達が束になってもウヨ君は論破出来ません。困った時の
ファビョーーンは彼の場合木刀で叩かれるので通用しません。
「さっきから黙って聞いていればうちの家のことにまで。うちに何か
文句があるのか?」
「それは・・・・・・」
 カンコ家のメンバー口篭ります。
「ウリは別にシシローに言ったんじゃないニダ!」
 ここでいきなり責任転嫁にかかりました。

「さっきおじさんの名前出したじゃないか」
「あれは言葉のあやニダ!」
 強引に取り繕います。
「ウリ達はニホンやシシローに言ったのではないニダ、この場合は
シンタローとかも入るニダ!」
「じゃあおじさんに来てもらおうか?」
「いや、遠慮するニダ・・・・・・」
 おじさんには散々痛い目にあっているので断ります。
 こうして暫く睨み合いが続いていました。そこへ一緒にカードをやっていた
フクダさんがやって来ました。
「おや、またお元気なことですね」
 いつものポーカーフェイスで言います。
「そちらも色々と大変でしょうに。ご苦労なことです。ンフフフン」
 プッと鼻で笑いました。その場はそれで終わりましたが真夜中になりようやく
思いっきり馬鹿にされたことに気付きファビョーーンするカンコ家の面々でした。
それを一人見るチョゴリちゃんの溜息。
「うちもいい加減こんなことの繰り返しは止めるニダ」
 彼女の言葉が適う日は来るのでしょうか。

解説 熱血君 ◆O4x3A1GrPw 投稿日: 04/03/19 22:38 ID:uInAjapg
今回のソース。3・1にて。六国協議の直後でこれか。もう笑うしかないな。アハハ。
ttp://news.goo.ne.jp/news/asahi/seiji/20040301/K0001201910032.html
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/01/20040301000015.html
ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040301-00000101-kyodo-int
ttp://www.asahi.com/international/update/0301/004.html
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/01/20040301000014.html
 福田さんの発言はソース失念、失礼。確かこんなことを言っていた記憶が

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