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第1793話 らんまる 投稿日: 04/03/20 02:31 ID:1WWcEd9A
ニホンちゃんの決断

ある日ニホンちゃんは、今までに無い重大な決断をしました。

「やっぱり、イラク君のおうちに行きましょう」

アメリー家とイラク家の間でおきた喧嘩のおかげで
今のイラク君の家はぼろぼろです。
ニホンちゃんはアメリー君の応援をしたともあって罪悪感を
感じています。
それに、以前にあったアメリー家とイラク家の喧嘩のあとで
ぼろぼろになったクエーちゃんの家を修理したときに
ニホンちゃんは沢山のお小遣いを出しましたが、クエーちゃんの
「感謝する家リスト」にはニホン家の名前はありませんでした。

「誠意を示すには、汗を流すのが一番よ。でも、ちょっとこわいな」

イラク家に行きたいのはやまやまですが、アメリー家との喧嘩で
すっかり興奮してしまった、イラク家の人の一部が
「アメリー家の仲間は来るな」
と、花火で脅かしているのです。
か弱い小学生の少女が行ったのでは、何が起こるかわかりません。
そこで、ジエイ3兄弟に相談しました。

「そういうことなら私が行こう、しかし少しでも安全を確保したいな」

リクジさんが言いました。
リクジさんは、なかなか腕の立つ大工さんで配管工でもあります。
壊れたお家を直したり、きれいなお水の出る水道を造ったりできます。
しかもニホン家の各種武道に精通しています。
でも、相手は花火を持っています。丸腰では不安です。
困ったニホンちゃんはニホンパパに相談しました。
>677続き
「よしわかった。ゴム鉄砲と花火とトラックを持っていきなさい」

これはとても、珍しいことです。
ニホン家にはアサヒちゃんが大好きな”平和の決まり”というのがあって。
ニホン家はどんなことがあっても、戦わないときまっているからです。
アサヒちゃんやサヨックおじさんは、ゴム鉄砲や花火があるだけでも
「よくない」とうるさく言うほどです。
それを、外に持ち出すことを許すなんて、本当に珍しいことです。
しかも、トラックは連発式の強力なゴム鉄砲を乗せています。
これなら安心です。
ニホンちゃんは、再びジエイ3兄弟の所へむかいました。

「これだけ装備があれば、何とかなるだろう。
 でも、イラク家の詳しい様子も知りたいな」

リクジさんは、腕を組んで言いました」

「じゃあ、さきに私が行って様子を見てきましょう」

そう言ったのはクウジさん。
足が速く背高のっぽのクウジさんは遠くまでモノがよく見えます。
彼に先に行って様子を見てもらえば安全です。

「荷物は私がもっていくよ」

そう言ったのはカイジさん。
カイジさんはとても力持ち。リクジさんの使う大工道具だけではなく
リクジさんが泊まるテントやトラックまでも一度に運べます。
運送は彼に任せれば大丈夫です。

「それじゃあ、おねがいね」
>678続き
「よしわかった。ゴム鉄砲と花火とトラックを持っていきなさい」

これはとても、珍しいことです。
ニホン家にはアサヒちゃんが大好きな”平和の決まり”というのがあって。
ニホン家はどんなことがあっても、戦わないときまっているからです。
アサヒちゃんやサヨックおじさんは、ゴム鉄砲や花火があるだけでも
「よくない」とうるさく言うほどです。
それを、外に持ち出すことを許すなんて、本当に珍しいことです。
しかも、トラックは連発式の強力なゴム鉄砲を乗せています。
これなら安心です。
ニホンちゃんは、再びジエイ3兄弟の所へむかいました。

「これだけ装備があれば、何とかなるだろう。
 でも、イラク家の詳しい様子も知りたいな」

リクジさんは、腕を組んで言いました」

「じゃあ、さきに私が行って様子を見てきましょう」

そう言ったのはクウジさん。
足が速く背高のっぽのクウジさんは遠くまでモノがよく見えます。
彼に先に行って様子を見てもらえば安全です。

「荷物は私がもっていくよ」

そう言ったのはカイジさん。
カイジさんはとても力持ち。リクジさんの使う大工道具だけではなく
リクジさんが泊まるテントやトラックまでも一度に運べます。
運送は彼に任せれば大丈夫です。

「それじゃあ、おねがいね」
>678続き(679は、無視してください)
そして、次の日
「ぐんくつの音が聞こえるわ!」
「ニホンはニッテイの様に暴力主義になろうとしてるニダ!」
アサヒちゃんとカンコ君が騒いでいますが、いつもと違い
ニホンちゃんは揺るぎません。
「リクジさんやクウジさんがかわいそうだわ!」
「謝(以下略」
なにせニホンちゃんは決めたのです。
普段は、少しオドオドしているニホンちゃんは、本当は石橋を叩いたくらいじゃ
渡らないくらいの慎重派なだけで、一度決めたらテコどころか
ケミカルアンカーでも動かない強い心の持ち主です。
だから、今回は二人がなんと言おうとオドオドはしません。
そして、胸を張っていいます。
「わたし、決めたの!」

ニホンちゃんの決定に幸あれ

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