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第1822話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/04/06 23:27 ID:Ih6X28To
「謎の男T −あの男は誰なのかー」
キッチョム君はいつも食べ物がありません。従っていつも飢えています。
それは何故でしょうか。彼が崇拝している『首領様』のせいなのです。あの
首領様が自分が食べ物を独占し自分を崇拝させてばかりいるからなのです。
この首領様は自分が日之本家と戦った英雄だと自称しています。カンコパパ
さんに言わせると従兄にそんな人がいたそうです。
昔アサヒちゃんがそれを大々的に宣伝していました。その為日之本家でもその話
を信じている人は結構多いのです。
「しかし何かおかしいんだよな」
ニホンパパさんが首を傾げて言います。
「あの首領様が出て来たのはうちが喧嘩に負けた後なんだよ。それにうちに
抵抗していたっていうカンコパパさんのおじさんはもっと年上だったと思う
けれど」
学者だけあってそういう事には詳しいです。
「お父さん、それ本当?」
それを聞いたニホンちゃんが尋ねます。
「うん。それにあの人が言っているリクグンさんをやっつけた話にしろあの時
あそこにはリクグンさんもカントーグンさんも部下をそんなに置いていなかった
しね。そもそもそれだけ大暴れしていたらうちの誰かが日記に書き残している
筈なんだけれど」
「無いのね」
「うん」
パパさんは言いました。
「お父さん、じゃああの首領様は誰なの?まさかカンコ君の叔父さんなんかじゃ
ないの?」
「その可能性はあるね。お父さんはそこまでは確かめられないけれど。あの人
は色々と謎が多いし」
「ふうん、謎か」
それを聞いたウヨ君の血が騒ぎました。彼は謎解きやミステリーといったものに
結構縁があるのです。
「ちょっと調べてみたいな。春休みの宿題の自由課題にもなるし」
彼は決心しました。勿論パパさんやママさんには内緒で。ニホンちゃんにだけ
こっそりと言いました。
「姉さん、春休みの自由課題はキッチョムのとこの首領様にするよ。あいつの正体
を必ず掴んでやる」
「それってかなり危ないんじゃ」
ニホンちゃんは心配そうに弟を見て言います。
「大丈夫。俺にはこれがあるから」
そう言って背中に背負う刀を見せます。
「・・・・・・・・・」
ニホンちゃんは弟の黒い瞳を見ました。強い決意が宿っています。こうなった彼は
もう何を言っても進むのは彼女が一番よく知っています。
「わかったわ。貴方も思うとおりにしなさい」
彼女は遂にそれを認めました。
「けれど・・・気をつけてね」
ニホンちゃんは弟に対し優しく言いました。
「うん、わかったよ姉さん」
こうしてウヨ君は首領様についての研究を開始しました。黒い超長ランに身を
包み背には銘刀虎徹を背負いました。
「さてと、まずは何処へ行こうか」
家を出てふとお隣が目に入りました。
「まずは同胞だし。あいつに聞いてみるか」
カンコ君の家に向かいました。そして今謎を巡って星達が煌きはじめました。
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/04/06 23:25 ID:Ih6X28To
首領様こと金日成のデータです。偽者かい。
ttp://www.eshirase.net/anichart.htm
ttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E6%97%A5%E6%88%90
ttp://www007.upp.so-net.ne.jp/togo/human/ki/kimilson.html
ttp://www.piks.or.tv/person/kimilsung.htm
今回最初にソースを出します。ちと長いので何回かに分けます。
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