戻る
<<戻る
|
進む>>
第1830話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/04/11 23:24 ID:YLOTLOEw
「謎の男Y 完結篇」
「これでよし」
ウヨ君はロシアノビッチ君から受け取ったデータを自分の部屋に直しました。
「もう遅いからな。作業は明日にしよう」
そして布団に入り休みました。明日は始業式、宿題の提出はあさってです。
翌日学校へ向かうウヨ君。フロッピーの入った箱に鍵をかけなおすと学校に
向かいます。
「姉さんと一緒に見たほうがいいな。その方が何かと好都合だ」
そう言って部屋を出ました。
その後ろ姿を窓の外から見る一つの小さな影がありました。
ウヨ君は授業が終わるとすぐに家に帰りました。そしてニホンちゃんと一緒に
部屋に入ります。
「武士、わたしに見せたいものって何?」
「うん、それはね・・・・・・」
「まさかあれ・・・・・・」
「うん」
ウヨ君はニコリ、と笑って言います。
「このフロッピーを見て欲しいんだ」
そう言うと箱を取り出しフロッピーを出そうとします。
しかし。
その中には何もありませんでした。フロッピーなど何処にもありませんでした。
「えっ!?」
ウヨ君はそれに対し目を点にしました。
「武士、フロッピーって?」
「いや、御免・・・・・・」
ウヨ君は顔を俯けて謝りました。
「残念ね・・・・・・」
ニホンちゃんにも事情はわかっていました。
「うん・・・・・・」
ウヨ君は力なく頷きます。
「けれど仕方ないわ。いずれわかることだし。気分転換に遊びに行かない?今フラメンコ先生の
家に皆お呼ばれしてるのよ」
「それじゃあ」
ウヨ君は平静を装いながらその場を後にしました。そして二人で部屋を後にしました。
(それにしても何故だ。一体誰が)
ウヨ君は先生の家に行く途中フロッピーのことについて考えました。
(アサヒ、サヨック、シャミン・・・・・・。違うな。あの連中に俺の部屋は入れない)
彼等に破られるようなやわな鍵ではありません。
(すると誰が・・・・・・)
彼は自由課題はもう一つ別に行っていたアサヒちゃんの過去の新聞についての考察を
発表しました。これでアサヒちゃんはまた立場が悪くなりました。
ウヨ君がフラメンコ先生の家に行ったその時キッチョム君の部屋に入っていく一匹の
赤い猫が。その口には一枚のフロッピーがありました。
猫はそのまま部屋の中に消えました。扉ではあの首領様の変に美化したポスターが
無気味に笑っていました。
この作品の評価
結果
その他の結果
選択して下さい
(*^ー゜)b Good Job!!
(^_^) 並
( -_-) がんばりましょう
コメント: