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第1831話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/04/14 23:31 ID:OIjVOlFP
「HURRY UP!」
さて、今日は休日です。カンコ君はまだ寝ています。
「兄さん、起きるニダ」
そんな彼をチョゴリちゃんが起こしに来ました。
「グガガガガガーーーーーーー・・・・・・」
相変わらず高いびきをかいています。何度起こしても起きません。
「兄さん、今日は皆と遊園地行く約束してたニダな?起きなくていいニダか!?」
「ニダッ!?」
カンコ君その言葉に慌てて起きました。
「チョゴリ、どうして起こさなかったニダ!」
カンコ君起き上がりながらファビョーーンです。
「一時間前から言っているニダ。それはいいから早く行くニダ」
チョゴリちゃんはそんな兄に対して膨れた顔で言いました。
「そ、それはわかっているニダ・・・・・・」
パジャマの上から服を着てパンにキムチジャムをたっぷりと塗って口に
くわえたまま家を出ます。
「兄さん寝癖直さなくていいニダか!?」
「そんなもの走っているうちになおるニダ!」
チョゴリちゃんにそう言い放ちあわただしく自転車に飛び乗ります。
「シッパル、折角いい夢を見ていたというのに・・・・・・」
カンコ君はさっきまで見ていた夢を思い出しながら自転車をこぎます。
「アメリーやチューゴを家臣にしてエリザベスやフランソワーズを喜び組
としてはべらす。そして・・・・・・」
メイド姿のニホンちゃんから謝罪と賠償、そしてニホンちゃんの本心の言葉
を受け取るのです。
「いい夢ニダ。そうニダ、ウリが遅れたことへの謝罪と賠償として今日は
ニホンにウリの側で世話をしてもらうニダ」
にやけながら呟いています。そして自転車をこぐ足に力を入れます。
「さて、急ぐニダ。この調子なら集合時間に間に合ってニホンに謝罪と
賠償を要求出来るニダね」
ニダッハッハッハ、と高笑いを浮かべます。もう信号も歩行者も車も
何もかも全く目に入りません。
「さて、この踏み切りを越えれば集合場所の駅前ニダな」
踏み切りの警報機がカンカンと鳴り響いています。今のカンコ君には
その音も、そして目の前にある遮断機も一切目に入ってはいません。
これが彼の命取りになりました。
遮断機をブチ抜きます。そして線路に出ます。
キキキキキキキキキキキキキキィィィィィィィィィ
「ニダッ!?」
気付いた時にはもう手遅れでした。
「・・・・・今度は電車の前に飛び出たのかよ」
翌日入院したカンコ君を皆は見舞いに来ました。
「普通バラバラになってるぞ」
「それで全治一日なんて異常だろうが」
皆ベッドに起き上がっているカンコ君を見ながら言います。
「・・・・・・そんなのはどうでもいいニダ」
カンコ君は憮然とした声で言います。
「ウリは遊園地へ行きたかったニダ。ただそれだけニダ」
そう言ってニホンちゃんを見ます。
「ニホン」
そしてニホンちゃんに言いました。
「来週こそ絶対に行くニダ、さもないと謝罪と賠償を要求するニダ、
いいニダな」
「・・・・・・素直に一緒に行きたいって言えばいいのに」
それを聞いた皆の意見です。
「まあ御前が電車止めたせいで結局行けなかったしな。来週は
仕切り直しということで行こうか」
「そ、そんなの嫌ニダ、ウリはニホンとだけ行きたいニダ!そもそも
怪我をしたのはニホンのせいニダ、ニホンに謝罪と賠償の一環として
ウリと二人だけのデートを・・・・・・」
「いい加減にしなさい、あんたのせいで流れたんでしょーーーが」
「アイゴオオ・・・・・・」
タイワンちゃんにエルボースタンプを受けうなだれるカンコ君でした。
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/04/14 23:34 ID:OIjVOlFP
KTXにお婆さんがはねられたそうで。よく生きていたな。何かバラバラ
になっちゃうそうですが。ちなみに友人は線路に石置いて近鉄の人に怒られた
ことがあります。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/03/30/20040330000031.html
タイトルは光GENJIの曲から。シングルじゃないので知らない人も多いかな。
ハイパージョイにもありますので一度お聴き下さい。最初のアルバムの曲です。
失礼、書き込む前に送信してしまいました。
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