戻る
<<戻る
|
進む>>
第1865話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/05/13 23:16 ID:pOtVU5W5
「食わせろ」
今日アメリー君、パツキン君、クーロイ君のアメリー家三羽烏は
ファミレスで夕食をとることにしました。バイキングで美味しい店が
あると聞いたのです。
「で、ここかよ」
そこはありふれたごく普通のレストランでした。三人はそのまま
中に入りました。
「バイキングで」
そして三人は席に着きました。
「で、何食べるんだ?」
クーロイ君が二人に聞きました。
「ローストビーフがいんじゃね?ここ牛肉が有名だし」
パツキン君が言いました。
「あ、いいな。よし、それでいこう」
アメリー君の言葉が決め手となりました。三人は早速ローストビーフ
をバンバン注文します。
「美味いな」
「ああ」
三人はローストビーフの山を頬張りながら舌鼓を打っています。
さて、どれ位食べたでしょうか。またまたおかわりをしようとした
その時です。
「オーダーストップ」
ウェイトレスのお姉さんからストップがかかりました。
「おい、そりゃどういうことだよ」
三人はそれに対し怒頭天です。
「もうお肉がないんですよ」
「っておい、それじゃあバイキングの意味がないじゃねえか!」
まずアメリー君が言います。
「そうだそうだ、食べ放題じゃないバイキングなんてあるか!」
「俺らそんなの聞いたこともないぜ!」
クーロイ君とパツキン君のそれに続きます。
「けれどそういう決まりですので・・・・・・」
「ふざけるな、金返せ!」
「そう言われましても・・・・・・」
「何ィ、じゃあ待っていろ!」
アメリー君は携帯である人を呼びました。
「どうも」
暫くして眼鏡をかけたスーツの人がやって来ました。
「わたくしこういう者です」
サッと名刺を差し出します。何とアメリー家の顧問弁護士です。
アメリー家の切り札とも言える存在です。
「では裁判所に行きましょうか」
「そんな・・・・・・」
あわや訴訟に裁判、大損というところで店長が出て来て話は
収まりました。アメリー君達はローストビーフをたらふく食べ
そのうえ金も払わなくてすみました。彼等にとってはいいこと
ずくめのお話でした。
しかしこのお話後日談がありました。このお店はアメリー君
の家から牛肉を仕入れていたのですが彼の家の肉のトラブルで
牛肉の仕入れが減っていたのです。そしてそこにアメリー君達
が来て食い尽くしてしまったのです。後で出したお肉は緊急輸入
でした。
「結局おめーーんとこが悪いんじゃねーーか」
皆醒めた目でアメリー君達を見ていました。
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/05/13 23:18 ID:pOtVU5W5
今回のソース。アメリカならではのお話ですね。ローストビーフ
の食べ過ぎでお店を追い出されてもめるとは。
ttp://www.sankei.co.jp/news/040424/kok061.htm
あと弁護士はアメリカの訴訟社会を皮肉ってみました。遂に
こんな法案まで。これでもネタになるぞ、おい。
ttp://blog.livedoor.jp/ice2002/archives/221634.html
この作品の評価
結果
その他の結果
選択して下さい
(*^ー゜)b Good Job!!
(^_^) 並
( -_-) がんばりましょう
コメント: