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第2019話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/10/18 03:15:45 ID:jGYqLqbf
「友の価値」
今日はEU町対抗のシューキューゲームです。皆二つのチームに
分かれて試合をすることになりました。
「僕はこっちに」
「私はこっち」
こうした風に次第に皆どちらかのチームに分かれていくます。
さてメンバーも揃ったことですしそろそろ試合開始、と思いきや。
「僕のチーム一人足りないよ」
どうやらマカロニーノ君のチームはメンバーが一人足りない
ようです。
「あら、困りましたわね」
相手のフランソワーズちゃんは人事なので何処かクールです。
「そんなこと言わないでさあ、一人貸してよ」
「誰をですの」
見ればフランソワーズちゃんのチームは彼女を入れて十二人
です。どうやらマカロニーノ君の女癖に原因があるらしく女の子
や真面目な人は全部フランソワーズちゃんのチームです。
「そうだなあ」
彼はメンバーを見て考え込みました。
「ただでは嫌ですわよ」
ここでフランソワーズちゃんが注文を着けました。
「世の中はギブアンドテイク。わかっておりますわね」
「シューキューのメンバーでも?」
「当然でしてよ。わたくしはそういうことにはシビアなのをお忘れなく」
「ちぇっ、厳しいなあ。そもそも一人多いんだから素直に譲ってくれてもいい
じゃないか」
「貴方には特に厳しくして差し上げていますのよ。友情として」
大きなお世話だよ、と思いつつも渋々それを承諾します。そして交渉を開始
します。ところが。
「お金がない!」
財布の中身は空っぽでした。これは困った。
「あら、残念でしたわね。では十人で」
「ううん・・・・・・」
どうしたものか。それでは圧倒的に不利です。流石にシューキューで負けたくは
ありません。必死に考えます。そしてここで咄嗟に出た言葉は。
「よし、うちの家で海老を取り放題だ!」
「海老!?」
グルメのフランソワーズちゃんにとっては願ってもない話です。
「どうかな、それでメンバーを一人交換ってことで」
「喜んで!」
こうして比較的影の薄いノルウェー君が選ばれました。そしてめでたく
試合が行われました。けれど。
「僕って海老位の価値しかないの・・・・・・?」
交換された本人は今一つ釈然としなかったそうです。
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/10/18 03:19:26 ID:jGYqLqbf
今回のソース。ノルウェーのサッカーのお話です。海老と
交換トレードですか。ソースは消えているので説明を。
ttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20040926-00000025-spnavi-spo.html
何か終戦直後我が国でも似た様な話があったような。
ええと。今回のお話はノルウェーの二軍かそれクラスの選手が海老幾らか
と交換トレードされたというお話です。何でもそこの監督かオーナーが海老が
食べたかったらしくて。それでこうなったとか。何か記事によっては本当に
すぐ消えるな。
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