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第2060話
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/11/29 02:33:41 ID:LY5TiIVX
「カラス何故鳴くの」
ニホンちゃんのお家で困っていることの一つにカラスがあります。
辺りを食い散らかすわ糞を落とすわ他の鳥に迷惑をかけるわでかなり
の困ったちゃんになっています。
ところがカササギという鳥さんはめっきり見なくなってしまいました。
ニホンちゃんはそれが残念で仕方ありません。
「やっぱりお庭の手入れはちゃんとしておかなくちゃね」
後悔先に立たず、といいますがそうこう考えているところにカササギ
が飛んで来ました。
「えっ!?」
それも一羽や二羽ではありません。後からどんどん庭に飛んできて
います。
「こんなにいる筈ないのに」
咄嗟のことに驚きました。けれどよく見たらお隣から飛んで来ている
ではありませんか。
「お隣ってことは」
言わずとしれたカンコ家です。ニホンちゃんはカササギが気になって
カンコ家に行くことにしました。
「カササギニダか?」
お家にはチョゴリちゃんがいました。カンコ君は他のお家に行って
いるようです。
「何でもアメリーさんとこでまた変なこと言ったらしいニダ」
「またなのね」
ニホンちゃんも参加している話し合いですがカンコ君もいるのです。
後で彼女も行かなくてはなりません。
(これはまた大変なことになるんだろうなあ)
最近そっちはお金の話から花火の話にシフトしていっています。
特にアメリー君やチューゴ君が何時切れるかわからない状況なのです。
(まあそれは置いといて)
置けもしないのですが話題を戻すことにしました。
「それでカササギなんだけど」
「はいニダ」
「チョゴリちゃんのお家では一杯いるの?さっきわたしの家のお庭に
かなり入って来たんだけれど」
「えっ、それは迷惑だったニカか?」
「ううん」
けれどニホンちゃんはそれには首を横に振りました。
「うち今カササギ殆どいないから。いいな、って思って」
「そうだったニダか」
チョゴリちゃんはそれを聞いてほっと安心しました。
「それならニホンさんにこれ見せてもいいニダな」
そう言うとピィーーーッと口笛を吹きました。すると辺りから
カササギが一斉に姿を現わしてきました。
「うわっ・・・・・・」
ニホンちゃんはそれを見て驚かずにはいられませんでした。
「ウリナラにいるカササギニダ。何匹でも持って行っていいニダよ」
「本当?」
「はいニダ。ニホンさんにはいつもお世話になってるし是非ニダ」
「じゃあ御言葉に甘えて」
「ただ条件があるニダ」
「条件?」
「そうニダ」
チョゴリちゃんは身体中にカササギを止まらせたままにこりと
微笑みました。見れば鳥達がチチチ、と小声で鳴いています。
「カラスが欲しいニダ」
「カラスが?」
「そうニダ。最近ウリナラではアボジや兄さんが力がつくと言って
食べてしまうニダ。それで殆どいなくなってしまったニダ」
「そうだったの。またカンコ君・・・・・・」
「それで一匹でいいから欲しいニダ。ニホンさんのところには一杯
いると聞いたニダ」
「いいの?」
「是非お願いするニダ。カササギと交換ニダ」
「それなら」
今一杯い過ぎて困っているところに渡りに船のお話です。最近
シンタローおじさんが躍起になって対処していますがそれでもまだ
まだなのですから。
「じゃあ交換しましょ。喜んで」
「有り難うニダ」
こうして話は決まりました。ニホンちゃんはカササギを、チョゴリ
ちゃんはカラスを手に入れました。
「綺麗ニダ」
二人はそれぞれの鳥を眺めてにこりとしています。
「カササギって何かチョゴリちゃんみたい。可愛い」
「カラスの濡れた羽根っていいニダ。ニホンさんの髪みたいニダ」
二人はとても満足していました。人それぞれ。
解説
熱血君 ◆O4x3A1GrPw
投稿日: 04/11/29 02:46:46 ID:LY5TiIVX
今回のソース。ここの下のカササギの話です。カラスがいない理由
が実に半島的。
ttp://www.geocities.co.jp/HeartLand-Keyaki/4731/onyan.htm
というかそれ以上精力つけてどうする。かなりオリジナル入った
話になってしまいましたが。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/11/14/20041114000029.html
アメリー君の家でのカンコ君の失言。何だかなあ。
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