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第2129話
マンセー名無しさん
投稿日: 05/01/26 07:56:03 ID:LZMYSh5f
◆バイオレンス・フィ○ピン◆
ある日の放課後。
いつものようにタイワンちゃんと帰路を歩むニホンちゃんに、思いがけない人から声がかかってきました。
「ニホンちゃん、ちょっとだけ話があるんだけど…」
背後から現れたのは、いつもは影が薄いフィリピンくん。
「な、なあに?」
ここ数百話、出番がなかったフィリピン君から突然声をかけられたニホンちゃんでしたが、そこは全面友好な彼女のこと。無邪気な笑みをたたえながら、フィリピン君の問いかけに答えます。
「いや、その、たいしたことじゃないんだけど……」
言葉を慎重に選びつつもフィリピン君。
「実はね、うちの姉さんのことなんだけど、……」
フィリピン君のお姉さん、ピーノさんは実はニホン家では、それなりに知られたダンサーなのです。
特に、ニホンちゃんのお父さん、ジミンさんの会社の宴会には、必ずと言っていいほど呼ばれる仲であったりします。ピーノさんはダンスと歌が上手で、ジミンさんの海佐の慰労会には欠かせない人材だったりします。
ニホンちゃんもお父さんのジミンさんから、ピーノさんが素晴らしいエンターテイメントだということは、なんとなく知っていましたが、実際にはダンスも歌も見たことがありません。
「実はね、昨日突然にジミンさんから、うちのお姉ちゃんはもう来てほしくないって言われて……。困るんだよね、ニホンちゃんの家からの宴会にお呼びが罹らなかったら、オレ、学校にいけなくなっちゃうかもしれないんだ」
そうなんです。ジミンさんの会社の宴会は、フィリピン家の大きな収入。ところが、突然ジミンさんはその宴会を10/1にカットするとピーノさんに告げたのだというんです。
「そんなことをされたら、家はおしまいだよ〜。ニホンちゃんからなんとか言ってくれないかな?」
「うーん、どうかなあ。私はお父さんの仕事については何も言えないし……」
「でも家としては死活問題なんだよ。頼む、ニホンちゃんからお父さんに口添えしてくれない?」
実はニホンちゃん、お父さんのジミンさんからピーノさんのことについては、話をきいていたりします。
「お父さんはかまわないと思うんだけど、部下のニューカンがうるさくてね。それにアメリー家からも、文句が出てきてね。ピーノさんを家に上げるのが難しくなってきているんだよ」
小学生にもわかりやすいようにジミンさんはニホンちゃんにナナシをしましたが、大人の事情は伏せておいています。大人としても父親としても、ピーノさんのセクスィ〜なダンスがいろいろと問題があることがわかっているからです。
「うーん、いちおう言うだけは言ってみるけど……」
フィリピン君を傷つけないように、なんとかこの場を納めようとするニホンちゃん。
ところが、いつものように現れたのが、カンコ君だったりします。
「ニダ、ニダ〜、話は聞いていたニダ。ニホンは冷たいニダ。ピーノはウリのところに来れば、ニホン家にいくより、もっともっと稼げるニダ〜〜〜!!」
「いつから湧いて……」
タイワンちゃんの抗議が上がると同時に、フィリピン君の拳固が炸裂!!
「アイゴー、何をするニダ、フィリピンには謝罪と賠償を……」
「うるせぇ!!」
いつも陰が薄いフィリピン君なのに、この暴挙にはニホンちゃんもタイワンちゃんも呆然としてしまいます。
「ピーノ姉ちゃんから聞いているんだよ。お前のところに宴会に行くと、とんでもないセクハラを受けるってな」
「そ、そんなことはないニダ。ピーノはうちに来ればもうかるニダ。オッパはいつも、そう言うニダ」
「ふざけんじゃね〜〜! 姉ちゃんはお前の所から帰るといつも涙を流しているんだ!!」
「それはピーノが○○で○○で……」
カチャン、カチャン、ピシュー
「それ以上、姉を侮辱するなら、覚悟を決めろ。家の伝統武術、バリソンで、容赦なく切り刻むからな?」
抜く手も見せずポケットから出した、バタフライナイフをカチャカチャと言わせながら、フィリピン君がすごみます。いつの間につけられれたのか、カンコ君の張った両えらにうっすらとピンク色のスジが……。
「ウ、ウリの家でも、ピーナの扱いはとても慎重にする……ニダよ……」
普段でも赤い顔が真っ青になっているカンコ君は、フィリピン君の右手に注視しながら、ゆっくりとその場を去っていくのでした。
「あ、ごめん、つい我を忘れちゃったかな?」
普段通りにどこか気弱な笑みをうかべるフィリピン君でした。
余談
4人のやりとりを電柱の陰からじっと見ていたの、インドネシア君。
「うちも考えないといけないかな……」
解説
マンセー名無しさん
投稿日: 05/01/26 08:07:24 ID:LZMYSh5f
ソース
フィリピン女性の入国制限
http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/20041204/morning_news024.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041124-00000006-kyodo-pol
比政府日本に現状維持要請−ビザ発給制限問題
http://www.t-macs.com/news/200412/22.htm
「人身売買の国」のレッテルを張られたコリア
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2002/10/18/20021018000049.html
インドネシアからのメジャパゆきさんが急増中!
http://www.mainichi.co.jp/life/family/syuppan/sunday/01/0603/hunter3.html
始めてあげてみました。
ネタはフィリピン興行ビザに関連したものです。
が、書いているうちに、なぜかバイオレンスジャックの世界に……(汗)。
しかし、韓国(というか、朝鮮)は、戦中と同じ感覚でセクシャルワーカーを扱っているのだな……
と考えさせられてしまいました。
暴論という事はじゅうじゅう承知の上で言わせてもらうと、
売春=悪という考えは、先進国では既になくなりつつあったりします。
生活水準があがることで、肉体を使って性的なサービスを行うこと=女性の人権を無視する
という方程式は崩れているのが現状です。
って、こんなことをここで書いても、フェミに叩かれまくるんだろうな……(苦笑)
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