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第2195話
名無しさんお腹いっぱい
投稿日: 05/03/20 08:40:04 ID:BmTFOdPm
「どう仕様も無い」
授業中、ニホンちゃんは不快です。
隣から聞こえてくるハァハァという吐息に、
べたべた肩にひっついてくる野郎は、私の椅子にまでケツを乗っけてくる始末。
何度か注意をしたら、
「ここはウリナラの領土ニダ!」
とチョークで椅子の端っこに白線を引いてしまいました。
いい加減、うんざりしてみんなに相談しにいきました。
[一人目 ウヨ]
(゚Д゚)ハァ?
カンコが姉ちゃんの椅子をぱくってる?
財産権の侵害だ!
このポン刀でチョチョ斬っていきます( ゜Д゜*)
とメールで威勢の良いこと言ってましたが、結局何もしませんでした。
ウヨ君口だけです・・・
[二人目 アサヒ]
とりあえず、その白線の上にある木目を調査するわね。彼の根拠はあそこは自分のものだから、その半径200mmは自分のものだって主張なの、
これを科捜研にかけて、炭素14の年代測定法でニホンちゃんがずっと昔から座っていたものだと証明するわ。
・・・この子電波だ
で、アサヒちゃんがちょいちょいと人差し指で木目をつついてたら、カンコ君が教室に入ってきました。
すると、教室の後ろの方でインドネシアちゃんとマレーシアちゃんと話していた私へダッシュで駆け寄ってきて、
だめね。警備がすごすぎたわと言って、そそくさと窓から校庭に逃げ出しました。
「ファビョー ウリの木目が荒らされてるニダー!!」
アサヒ、悪化させて逃げました。
[三、四人目 インドネシアちゃん マレーシアちゃん]
「何アレー、キャハハ」
「チョーキモクない?」
「ウリをキモイと言った奴は誰ニダ!出てこい!」
っと、カンコ君は自分より弱い女子の二人につかみかかってきます。
危機だなぁっと思っていた所。
その手を振り払う女の子が現れました。
「ベトナ・・・」
カンコの顎に手を置き、何か壊れたような笑顔で下目づかいをした後、
「ふ」
と言うやいなや、去っていきました。
ちなみに、彼女の成績も人気もクラスの中でうなぎ登り中です
というか、関係ないですね。
全然役に立たない隣人達に対し、
悩みは積もっていく一方。
しょうがないので、木目の日とかなんとか、自分に言い聞かせて、カンコ君は無視する方向で決めました。
それがいやにしゃくに障ったらしく、
「無視するんじゃないニダー。ウリは家族の前でなら指も切れる覚悟を持ってるニダ、お前なんてお前なんて」
・・・どうせ、家族向けのアピールでしょ。
彼は泡を吹いて火病まわり、日々は徒然に過ぎていきます。
終わり
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