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第2202話 1/3 ◆gnIqJ0arHI 投稿日: 2005/03/28(月) 07:03:08 ID:gKpHS2Md
〜結婚?〜

「このバカンコー!あたしのニホンちゃんに触るなー!」
(ドゲシッ!)「アイゴー!」
ニホンちゃんにちょっかいを出したカンコ君がタイワンさんに吹き飛ばされている。

(あははタイワンさん、「あたしの」って女同士じゃ結婚出来ないっすよ。)
いつもの風物詩を見つつそんな事を思ったウヨ君、その時ハタと気づいた。
姉さんの結婚相手・・・

そういえば家が合わさるってどうなんだろう?
昔のEU町は多かったらしい、エリザベスさんの所はフランソワーズさんの所と関係があったみたいだし、カナディアンさんの所も両方と繋がりがあるって聞いた事がある。
でも最近のEU町では、家が分かれる事はあるけどくっ付くことは無いみたい。
アメリー家も、確か今までアジア町関係者はいなかった筈だ、あそこは町に拘る所もけっこうあった様な気もする。
そうなるとアジア町か。
家の都合で時たま方々から嫁を取っていたチューゴの所は姉さんを連れて行くかもしれない、危険だな。
危険と言えばカンコ・・・は想像したくも無い、それにあそこの両親もカンコ関係だし。
もしチューゴやカンコと、って事になったら俺が切り捨てて姉さんを逃がそう。

そういえば父さんと母さんはヒノモトの関係だよな・・・俺と姉さん?!
いや、『実の姉』、『実の姉』なんだっ!
でももし「血のつながっていない・・・」とか「実は遠縁の・・・」とかだったら?!・・・
『血のつながっていない麗しい実の姉』『実は遠縁の美しい実の姉』・・・姉サンハァハァ・・・

・・・いやいやいやいや、いかんいかんいかん何を考えている俺!
こんな時は何か難しい事、そうだ戦陣訓をブツブツブツ・・・

「武士、大丈夫?顔が赤いよ?」
様子が変なウヨ君を覗きこむニホンちゃん、ウヨ君へ迫るニホンちゃんの顔。

「うわぁ$#"pb☆cG(i%&$&"ft※vg」
「ぶつぶつ言ってどうしたの?」

「おおお俺、用事を思い出したから!」
そう言って全力ダッシュで走り去るウヨ君。

「変な子ねぇ、どうしたのかしら?」
そうニホンちゃんに聞かれても、「?」と肩をすくめるタイワンちゃんであった。


しばらくウヨ君は、ニホンちゃんとまともに顔を合わせる事が出来なくなったそうな。

解説 ◆gnIqJ0arHI 投稿日: 2005/03/28(月) 07:26:54 ID:gKpHS2Md
解説
ソース記事は特にありませんが、一応、各国の成り立ちや、王室や支配層の様子などを参考としています。
日本の、特に中世以降の民族や王室の出入りの極めて少ない所をウヨ君の想像に繋げたりしています。
ヨーロッパ各国の王室は結構血縁があります、中国は中華文明のアイデンティティを残しつつも結構出入りがありました。
アメリカの支配層は人種混合は進んでいる物の、中心はまだ基本的にWASPです。

朝鮮は中国による支配と臣従は長かった物の、民族的占拠による支配や同化は意外と少ない地域でした。
そう言う意味では・・・チョゴリちゃんけっこう危険かも。

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