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第2213話 シェロ 投稿日: 2005/04/14(木) 01:55:00 ID:3GUrKlY9

「カンコがうちに来るのは、久しぶりだな」
 コーヒーを入れながらゲルマッハ君が言いました。
「ウリは前々からゲルマッハと仲良くしたかったから、遊びに来たいと前々から思ってたハセヨ」
 ゲルマッハ君から受け取ったウインナーコーヒーを一気に飲み干してカンコ君は言いました。
「そりゃ、光栄だな。どうしてだ?」
「だってゲルマッハは離れ離れになってたアーリアと今は一緒に暮らしてるニダ。
 いろんな苦労を乗り越えて一緒になるのはとても素晴しい事ニダ。
 ウリの家のビデオでも鉄板ニダ。ウリはブラジャーと仲良く暮らしたいから、見習いたいハセヨ」
 一息ついてカンコ君は続けます。
「それに、ゲルマッハ達は昔ナッチ叔父さんがやってたことをきちんと謝罪して賠償してるニダ。
 どっかの誰かさんに見習わせたいニダ。誰とは言わないけどね。
 そんな人にこそ頂上会議のメンバーになって、リーダーとして頑張って欲しいハセヨ」

「まぁ、人にはいろいろあるからな。我々はただ、自分達がやってしまったことを自分達なりに考えて行動したまでのことさ。
 そうすることで、仲たがいすることなく、友を増やしてきたんだ」
 ゲルマッハ君はコーヒーに一口口をつけると、深くため息をつきました。
「なんにせよ我々が頂上会議に入ることに賛成してくれて感謝する。お前はメンバー増やすの反対してたのにな」
「ケンチャナヨ。ウリはただアイツが入らなきゃいいだけニダ。そうそう、アーリアが最近お菓子作り始めたって聞いたニダ。
 ウリもアーリアのお菓子食べてみたいニダ。アーリアはどこ行ったニカ?」
「あぁ、あいつはちょっと遊びに出てる。しばらくしたら帰ってくるだろうが、待つか?」
「ん〜、ウリはこの後トルコとデートする約束してるニダ。今度お菓子食べさせてくれればそれでいいニダ。じゃ、またな」
 そう言ってカンコ君はちゃっちゃとゲルマッハ君ちを後にしました。

「…あの子も、大変だな…」
 残されたゲルマッハ君はそう漏らすと、携帯電話を手に取りました。

「…あぁ、そうか兄上。分かった、伝えとく。うん、うん、それじゃ」
「アーリアちゃん、ゲルマッハ君からなんの電話?」
「ん?カンコが遊びに来て、色々言ってきたって話さ。何でも、私達みたいな謝罪と賠償がすばらしいらしい」
 ニホンちゃんちに遊びに来てるアーリアちゃん、電話の内容をニホンちゃんに話しました。
「はぁ…またその話なんだカンコくん。なんだかなぁ……」
 カンコ君が言っていただろうことを想像して、ニホンちゃんは大きなため息をつきました。
 その顔を見て、『私達みたいな反省しちゃえばいいのにな』と思ったアーリアちゃん、
「ほら、そんな滅入った顔しないで。ニホンの母君が作ったロボットを見せてくれるんだろ?
 私は、ニホンとこれからも友達だから、元気だしな」
 ニホンちゃんの背中をぽんと叩くと、そう言って彼女の手をとるのでした。

『にしても、友達は選べよ……』なんて思ったかどうかは知ったこっちゃないですけどね。 

解説 シェロ 投稿日: 2005/04/14(木) 02:02:23 ID:3GUrKlY9
盧大統領「独、充分に資格ある」…国連改革問題に触れ
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/04/13/20050413000088.html
>>83氏リクエストのソースに加え、飯研でホットな韓国大統領のドイツ訪問を元ネタに。

>盧大統領はベルリンを出発し、ドイツ金融の中心地フランクフルトに到着した。
 14日にはドイツ金融界の要人たちを招いて投資を呼びかける円卓会議を開催し、同じ日の夜にトルコに向かう。
らしいのですが、
http://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/17/rls_0408b.html
クレメントドイツ連邦経済労働大臣は今愛・地球博に来ているとのこと。

連投っぽくなってしまってどうもすみません。投石、批判、罵詈雑言etc.お待ちしております。

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