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第2220話
121 ◆UwtHzLzfo2
投稿日: 2005/04/20(水) 04:35:43 ID:JM9OS15V
「豚の暴動とテロ」
「チューゴ、お前宛の荷物アル」
チューゴパパが、円筒状のおおきな荷物を持ってきました。
「ん?なにアルか?ずいぶんでかいアル。あけてみるアル」
わくわくしながら、部屋に持ってきて包みをあけるチューゴ君、そこには竹刀が入っていました。
「何アルか?これ、剣っぽいアル。あ、封筒も入ってたアル。
こ、これは・・・果し状?なに・・・〇月□日、お前に決闘を申し込む。
これは日常的な姉への嫌がらせに対する制裁だ。その戦い方は竹刀での一騎打ち。
逃げれば貴様の豚を狙わせてもらう。これは警告ではない。だと・・・?ふざけてるアルか」
チューゴ君は、冗談だと思いました。しかし、だんだん不安になってきました
「ニホンの家の奴らがこんなことをしてきたのは、久しぶりアル。
もしかして本気アルか?ウヨのことだし、ホントにやりかねないアル・・・」
チューゴ君は、先手を打つことにしました。
「ウチの家の豚の飼育を妨げられ、豚たちが脅威にさらされたアル。
これはテロ行為と同じアル。謝罪と賠償、ウヨの処罰と事件の再発防止を要求するアルよ!」
チューゴパパが、ニホンパパに怒鳴りつけます。
どうやら、チューゴ君はこのことをチューゴパパにちくったようです。
「・・・はぁ、まあうちのからも話を聞いて、よく言っておきますので・・・」
ニホンパパは、チューゴパパが帰った後、ニホンちゃんとウヨ君にこのことについて聞きました。
そのことについて、ニホンパパは特にとがめる事はしませんでした。
「ウヨのしたことはたしかに良くないことだ。何でも力任せにやってはいけないよ。
でも、それはやりかたがまずかっただけだ。それに、人のものを壊したりして、
それをちゃんと元に戻したり、あやまるのが当然なんだから、チューゴ君にも非があるしね」
そんなことを、ウヨ君に聞かせ、ニホンパパは仕事に戻りました。
決闘をしかけたことが、ニホンちゃんにばれただけでなく、
それを利用されたウヨ君は悔しくて真っ赤になってました。
「姉さん、ごめん・・・」
そういうとウヨ君は、自分の部屋に戻ってしまいました。
「まって、ウヨ君!」
ニホンちゃんは、追いかけましたが、部屋に鍵をかけられたので、
何も言ってあげることが出来ませんでした。
「・・・全部チューゴが悪いのに、なんで・・・」
ウヨ君はチューゴ君への恨みをつのらせるのでした。
ところで、今回全然出てこないカンコ君は、
チューゴ君から分けてもらった「反日印」の餌で牛を育ててました。
ニダニダと笑いながら
「もっと太るニダ、美味しい焼肉ウリナラマンセー」
などといってます。彼もチューゴ君と同じことをするのでしょうか?
なんだか、ため息が出てしまいますね。「はぁ・・・・」
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