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第2242話
Mitstein
投稿日: 2005/05/12(木) 16:27:11 ID:OejgEbrQ
日本と、その隣国の事ではないのですが、2回目の投稿させていただきます。
お願い致します。
「知られざる光」
・・・宝石はある角度から見ると輝き、又別角度からでは光を失う。
青葉の緑が深くなってきた地球小学校の並木。その奥の校舎の一室の窓の中
で何人かの生徒が雑談しています。
アメリー:「何たってオレのクレジットカード「ドル」は
地球町の経済の基準単位だぜ。」
エリザベス:「あら、それにしては私の「ポンド」よりカ
ードの価値は低いのでは?」
フランソワーズ:「そうよ。ユーロ街で広く使われている
「ユーロ」よりも低くってよ?それで基準ですって?
おかしいですわ!」
おっとアメリー君お嬢様2人に苦戦を強いられそうです。
ニホン:「まぁまぁ、3人ともそれ位にしといて。そういえ
ば、「ユーロ」って随分使う人多いよね。」
フ:「ええ。まぁ、私の隣のへそ曲がりやさんは使おうとは
しないけど。」
エ:「キイィー!今何か言って!?」
お嬢様2人は取っ組み合ってバトルを始めましたが、ゲルマン兄妹に止めら
れました。
二:「ところで誰が「ユーロ」をつくったんだろう?」
カンコ:「勿論ウリがつくったニダ!そんなことも知らない
二・・・グフ!」
タイワン:「バカンコは引っ込んでろ!」
突然乱入してきたカンコ君にタイワンちゃんがキツイ一撃を喰らわしてノッ
クアウトさせました。
続きです
フ:「私の家族の発案ですわ。」
エ:「そんな訳無いわ〜。キイィー!」
ゲルマン兄妹にそれぞれ両腕を捕まれながらお嬢様バトル
の第2ラウンドが始まろうとしたその時。
?:「僕のウェルナー爺さんがつくったんだよ。」
「え?」っと皆が声がした方に目を向けると、そこには・・・
ゲルマッハ:「ルクセン!」
ルクセン:「うん。あんまり目立たない僕の家族だけど実はそ
うなんだ。」
微笑みながら穏やかで落ち着いた声で彼は続けます。
ル:「2回目の地球町の大喧嘩が終わって、しばらくしてから考え始めて、3
年前に作ったんだけど、その後死んじゃったんだ。」
アーリア:「お前の家族が経営する会社はリストラも少ないし、社員の給料もこの町で1番良
いと小耳にはさんだことがあるのだが、本当なのか?」
ルクセン君は少し恥ずかしそうにテレながら
ル:「そうなんだ。鉄鋼の会社から金融、保険業の会社になっ
てからって聞いたよ。」
皆がルクセン君とお喋りし始めましたが、2人がぐったりしています。1人
は我らがカンコ君、もう1人は、何でも1番を溺愛するアメリー君でした。
ア:「くぅ・・・。シット!!」
・・・宝石はある角度から見ると輝き、又別角度からでは光を失う。
Das Ende
解説
Mitstein
投稿日: 2005/05/12(木) 16:45:03 ID:OejgEbrQ
解説です
締まりがないですが、ルクセンブルクの擬人化を登場させました。
彼の態度は気候を、ウェルナー爺さんは、1960年の欧州単一通
貨の構想を提唱、70年に「ウェルナー報告」を発表した、200
2年に死去したピエール=ウェルナー元首相をモデルにしたました。
ちなみに国民1当たりのGNPが世界トップ。失業率も少ないそうです。
あまり日本では知られてない国ですが、実は渓谷等自然がキレイな国です。
参考資料:世界国名事典・Der Spiegel Jahrbuch 2005
訂正:アーリア:「お前の家族が経営する会社は → 「お前の家族が経営する会社は
訂正とともに深くお詫び申し上げます。
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