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第2261話 ab-pro 投稿日: 2005/06/02(木) 20:42:01 ID:NCulMEXZ
 「今回は私の圧勝ですわよぉ」
 小さく呟いた後。かろやかに余裕の笑みを浮かべたフランソワーズは、
大いに胸を張って宿敵の姿を探し求めました。

 ここは保健室。
 毎月恒例の身体検査の日です。
 男の子達の検査が終わった後、保健室は女の子だけとなっていました。
 「はい、体重と身長を計りますよ。さあ、脱いだ脱いだ」
 ぱんぱんと手を叩きながら、フラメンコ先生がおしゃべりに夢中にな
りがちな女の子達をせかします。
 小学五年生ともなると、いろいろと自分たちのスタイルが気になり始
めるお年頃。
 そんな中、やっぱりフランソワーズちゃんは、宿命のライバルが気に
なって仕方がないようです。

 「やっぱり、ニホンちゃん達には悪いですけど、アジア町の子達はま
だまだお子様体型ですわね。
 かといって、アーリアはどちらかと言えば男の子ぽいですし、ここは
今度こそエリザベスに差をつけて、クラス一の美女の座を確実な物にし
てみせますわ!」
 そう心の中で確信しながら、保健室の片隅で着替えを始めようとするエ
リザベスの姿を認めたフランソワーズちゃん。
 この日のために、ママに(相当駄々をこねて)おねだりして、おろし
たてのシルクのブラとショーツをゲットしたフランソワーズ。
 初めて着るシルクの肌触りに、「ああ、私って大人の女性!」と無邪
気にご満悦のあたりは、本当に子供らしい可愛らしさです。

 さて、そんなフランソワーズちゃんは、まずはライバルのおこちゃまっ
ぽいであろう下着を確認してから余裕の勝利宣言をしようと、食い入るよ
うにスカートに手をかけたエリザベスを、少し離れて見つめます。
 賑やかに着替える女の子達の中、ぽつんと一人着替えにかかるエリザベ
ス。
 本当にやきもきするほどノロノロとスカートを下ろにかかります。
 そして、白い肌がゆっくりと露わになっていき・・・・
 
 「・・まあ、エリザベスったら!よりにもよって小学生にはセクシーす
ぎですわよ!紐パンというのかしら、布地がほとんど見あたらないじゃあ
りませんの!!」
 心の中でど大きな敗北の絶叫を上げながら、でも、すぐに何か根本的な
違和感を感じるフランソワーズ。
 そしてエリザベスのスカートが膝のあたりまで下ろされたとき!

 「☆×◯△♀!!」
 
 言葉にもならない絶叫をあげたフランソワーズは、ものすごい声に凍り
付いた同級生達を勢いよくかき分けて、瞬く間に保健室のついたての向こ
うにエリザベスを放り込みます。
 そして見事な往復ビンタ。
 「立ったまま寝てるんじゃありません、エリザベス!!
 ちゃんと起きなさい!!」

 フランソワーズと同じく、今日の身体検査の作戦を練っていたら、良い
作戦が思い浮かばず、とうとう一睡も出来なかったエリザベス。
 半分寝ぼけたまま、学校へ来た・・・・のかな????
                              end

解説 ab-pro 投稿日: 2005/06/02(木) 20:43:43 ID:NCulMEXZ
 保守です。保守です。保守です!!
 ソースは>>601から。

フラン 「何、馬鹿なSS書いているんですの、このヘボ作家!!
 EUはどうするんですの?」
ネーデ 「僕の性格、分かっているのかな?」
ルーマ 「私の性格、妙に書いたら・・・・お仕置きよ・・・」
アーリ 「私が何故、焼き餅焼きの登場予定になるのだ!」

 ああ、現在勉強中です。
 ・・・というか、このまま夜逃げしようか^^;

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