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第2262話 ニホンとタコ 投稿日: 2005/06/05(日) 17:31:57 ID:2gFrMJnP
これは、ある夏の日、5年地球組の友人たちをつれて
海へ出かけたときのお話です。(カンコ君も無理やりついてきましたが)
白い砂浜にみんなの楽しそうな声が聞こえます。
どうやらビーチバレーをしているようです。
「ニホンちゃん!そっち行ったよ!」
「うん!」
タイワンちゃんの声に答え空に弧を描くボールをしっかりと見据えるニホンちゃん。しかし・・・
「ニホン!喰らうニダ!」
「え? キャア!」
なんとカンコ君が卑怯にも砂の目潰し攻撃を仕掛けてきたのです。
視界を奪われたニホンちゃん。ボールは頭で受けることになってしまいました。
ボンッ
「あうっ」
みんなの冷たい視線が突き刺さるなか、さすがは空気の読めない男ナンバー1のカンコ君。
してやったりと得意顔です。
「地の利を最大限に生かさなければ実戦では勝てないニダよ。ウェーハッハッハ!」
そしてお約束のようにタイワンちゃんに制裁を受けるのでした。
「このっ、バカンコー!!!」
タイワンちゃんの怒りのアタックがカンコ君の顔面にクリーンヒットし、弾かれたボールは遥か遠くへ飛んで行きました。
「自業自得ですわ」
「まったく、国際ルール(ビーチバレーの)ぐらいは守ってほしいものですわね」
と、エリザベスちゃんとフランソワーズちゃん。マカロニーノ君も盗撮どころではありません。
「大丈夫か?ニホン。目を洗いに行こう。」
「うん、ありがとうアーリアちゃん」
ニホンちゃんはアーリアちゃんに連れられて行きました。
アメリー君も、
(ったく、誰だよ。カンコのやつを連れてきたのは。)
と思いながらも
「ボール取って来る」
とみんなに告げ、岩場の方へ走っていきました。
どうやらカンコ君のせいでビーチバレーは一時中断のようです。
(いったいどんなバカ力でとばしたんだよ。ぜんぜん見つからないぞ。)
さっきからボールを捜しているアメリー君ですがさっぱり見つかりません。
(あきらめるしかないか)
捜索を中断しようとしたその時、後ろからアメリー君の名前を呼ぶ声がしました。
「アメリー君、ボール見つかった?」
「ん?ああ、ニホンちゃんか。全然だよ。それより目、大丈夫?」
「うん。それよりボール、私も探すね」
「ああ、サンキュ。あとカンコの奴はどうなった?」
「みんなに制裁・・・じゃなくって、怒られてる」
恐ろしいほどいつも通りの展開にアメリー君は苦笑します。
「じゃあ、ニホンちゃんはあっちの方探してくれ」
「うん」
ニホンちゃんは笑顔で答えると、アメリー君に指示された方に探しに行きました。
ニホンちゃんの後ろ姿を見つめながらアメリー君は思います。
(かわいいんだけど色気が足りないんだよなあ)
(エリザベスやフランソワーズみたいに露出度の高い水着は着ないし)
ニホンちゃんの水着は白のワンピースタイプです。
(ムネも膨らみかけだし)
(岩陰で女の子と二人きりなのは嬉しいけどニホンちゃんじゃあ色っぽいことは
期待できないなあ)
そんなことを考えているうちにニホンちゃんがなにかみつけたようです。
「あっ、アメリーくーん」
「ボールあったか?」
「ボールじゃないんだけど、いいものみつけたー」
なんだろう、そう思いながらアメリー君は岩陰でうずくまっているニホンちゃんに
後ろから声をかけます。
きれいな貝殻でも見つけたのでしょうか?
「どれ?」
「えへへー、じゃーん!」
笑顔で振り向いた少女の手に握られたそれに・・・
「ゲェェ!」
アメリー君は戦慄しました。
赤くブヨブヨした体表に8本の長い触手のような足がグニョグニョと音を立てて蠢くそれは、
重力の影響で幾分形は潰れてしまっているものの間違いなくタコでした。
しかもかなりの大きさです。
ニホンちゃんの両手のひらからあふれ出るようにだらしなく垂れ下がっています。
そのいや応なく生理的嫌悪を催す醜悪な姿に地球町の警察を自称するアメリー君も
思わず半歩後ずさります。
「は、早く捨てろよ、それっ」
「え〜?そんな顔しなくてもいいじゃない。おいしいのにぃ・・・」
ぷぅ、と頬を膨らませて抗議するニホンちゃん。
かわいいのにぃ、と言われないだけまだマシなのかもしれません。
(そういえばニホンちゃんって食うんだったな、この物体Xを・・・しかもナマで)
アメリー君にとってニホンちゃんは付き合いやすい性格をしています。
しかし、食生活においては未だに埋まらない深い溝があるようです。
「オレはタコはだめなんだよ!見ろよ、鳥肌立っちゃってるぜ。コッチ向けんな!」
アメリー君があまりにも必死になって拒絶するのでニホンちゃんは残念そうに
「うん、わかった・・・返してくる」
と言うと、トボトボと波打ち際へ向かって歩いて行きました。
「ふう、マジでビビッた〜」
大きく安堵の息をつくメアリー君。
しかし、ボール探しを再開しようとしたその時。
「え?あっ・・・きゃっ」
ニホンちゃんの小さな悲鳴が聞こえました。
「どうしたっ!」
振り返ったアメリー君が見たものは衝撃的な光景でした。
なんとタコのグニョグニョの足がニホンちゃんの華奢なカラダに巻き付いている
ではありませんか。
「なっ・・・ちょっと・・・や、やめっ・・・あっ・・・いやっ」
必死に引き剥がそうとするニホンちゃんですが長い足が吸盤でしっかり絡みつき
うまくいきません。
あまりのことに呆然と立ちつくすアメリー君。
その間にもタコの足は音を立ててニホンちゃんのカラダを這い回ります。
そしてついに、そのうちの1本がニホンちゃんの胸元から水着の中に侵入し××
××××××××突起を×××××××××××××××吸盤の感触が×××××××××
××××××××××××××××なでまわし×××××××××××××××××××
××××吸い付×××××××××××××××××××桜色に染×××××××××××
「んっ・・・ああっ・・・ダ・・・メェ・・・あっ、アメリー君、取ってぇ!」
自分の名前を呼ばれ我にかえるアメリー君。やっと眼前の事態を理解します。
しかし、アメリー君は
「オ、オレは・・・タコだけは・・・ダメなんだ」
といって行動を起こすことができません。
アメリー君がモタモタしているうちに残りの足も次々に水着の中に進入×××××××××
×××××××××××××××××吐息が荒×××××××××××××××××××
×××××××××××××ビクッと痙攣×××××××××××××××××××××××
××××××××おヘソの下へ向かっ××××××××××××××××××××××××××
××××××××××××××××××××ヒザがガクガクと×××××××××××××××
××××××なぞるように××××××××××××××××××××××××××××××
「ハァ・・・ハァ・・・あっ・・・もう・・・ダメェ・・・これ以上されたら・・・私、私、
 お嫁に行けなくなっちゃう!!!」
アメリー君はその叫びを聞きました。そして見ました。
ニホンちゃんの頬を伝う一滴の涙を。
そのときアメリー君は・・・
帰りのバスの中、みんなの楽しげな声が響きます。
「いやー海はじつに素晴らしい!今日1日でデジカメのメモリーが一杯になってしまったよ!」
「ちょっとマカロニーノ!いやらしいアングルの写真ばかりだったら承知しませんわよ!」
「あら、魅せるためにわざわざ布地の少ない水着を選んでいたのは何処の何方だったかしら?」
「ごめんねアメリー君。私のせいでボール無くしちゃって・・・」
「え?ああ、気にすんな。家にまだあるし」
「なあニホン、それホントに食べるつもりか?」
「うん、タコおいしいもん。それに・・・アメリー君が獲ってくれたやつだし。」
ニホンちゃん席の隣には来るときには無かったクーラーボックスが置いてあり、
中にはアメリー君が撲殺したタコが入っています。
アメリー君はニホンちゃんと顔が合わせづらいのかさっきから窓の外を見ています。
(あの後ニホンちゃんは助けてくれてありがとうって言ったけど)
(あのとき躊躇ったオレは、タコが怖かったのか、それとも)
(もっと見ていたかったのだろうか、あの光景を)
アメリー君は自分の中になにかイケナイものが目覚めていくような気がしました。
その日の晩、タコはニホンちゃんのオカズに、
ニホンちゃんはアメリー君のオカズになりましたとさ。

ところで皆さんだれか忘れていませんか?

解説 ニホンとタコ 投稿日: 2005/06/05(日) 17:35:43 ID:2gFrMJnP
元ネタ
ttp://www.tekipaki.jp/~moonlight/misc/dictionary.html
〓 Japan 〓
(4) 世界有数の触手レイプ・ポルノアニメ産業国、憂慮すべきほどにね…。

それと春画です。

触手プレイは日本の伝統です。

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