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第2267話 青風: ◆BlueWmNwYU 投稿日: 2005/06/12(日) 15:19:05 ID:z+VbLeIH
「熱い眼差し」

「ああ、悩ましいニダァ・・・」
珍しくカンコ君が悩んでいます。おや、何かぶつぶつ云っていますよ。
では、ちょっとカメラを近寄せてみましょうか。
「・・ウリはミンジョクを大事にする男ニダ。だからキッチョムニムを
 放っては於けないニダァ。あのままではアメリーにボコられるニダ・・
 でも、アメリーとの付き合いも大事ニダ。
 それに、ニホンがウリに寄せる熱い想いも捨てきれないニダァ・・・」
随分勝手な事を云いながら、ニホンちゃんにちらちら横目で熱い視線を
送っています。(まぁいつもの事ですが)

 さて、当のニホンちゃんですが、溜息をつきながら何か言っていますね。
では、カメラをこっちへ持ってきて、っと。
「・・あーあ、アメリー君も態度をきっちり決めてくれないかなぁ。
 あんたが、”僕が花火持ってるんだから君はそんな危険なモノを持つ
 必要なんか無いんだよ、ハニー” なーんて云うから
 大人しくしてるけど、いい加減にキッチョム君どうにかしてよ!
 ・・・でないと私、危険なオンナに成るわよぉ」
とか云いながらアメリー君に流し目を送っています。

 さて、そのニホンちゃんの熱い視線を受けているアメリー君も
やっぱり独り言を言っています。・・カメラさん、早くこっち来てね。
「ああ、キッチョムめ、忌々しい。
 僕が本気になればあんな奴5秒で叩き伏せてやるのにぃ!
 大体、奴の隣にニホンちゃんが住んでなければどうでもいい話なんだ
 けどなぁ。調子に乗ってこの僕と対等なつもりで交渉しよう、なんて
 図々しいにも程がある」
あ、やばい。本気で怒った眼をキッチョム君の家の方へ向けています。
 さて、そのアメリー君のものすごく熱い視線を受ける
キッチョム君ですが、やっぱり溜息をついています。
・・・カメラさん、付いてきてます?
「ああ、腹減ったニダァ・・・でも学校も行きたくないニダ。
 でも、行かないと給食が食べられないニダァ。
 ん、まてよ、あの家をウリのモノにすれば幾らでも食えるニダ!
 で、元から住んでる奴をウリのシモベにすれば・・・」
ニダリ、と笑いながら彼は近くにある”あの家”に
熱い視線を送っています。
彼の熱い視線の先にはえらく派手な
「カンコ」と書かれた表札が掛かった家がありました。

解説 青風: ◆BlueWmNwYU 投稿日: 2005/06/12(日) 15:25:27 ID:z+VbLeIH
あはは、解説とかなんとかですぅ・・・

さて、>>719 さま。
取り敢ず最近のキッチョム君を巡る4すくみをご依頼に基づき
書いてみましたが如何でしょうか?

まぁ、出来については・・・即席だから・・・

もちょっとひねって此処にチューゴ君を絡めても良かったかなぁ、
でも、話長くなるからなぁ、こういうのって勢いで書いた方が
良かったりするしぃ・・・
などと今更ながら考えたりしていますが、もう遅い。

取り敢ず、キッチョム君が自分のシューキューデッキに
ひどい八つ当たりをしない事を願う青風でした。

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