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第2268話
ab-pro
投稿日: 2005/06/12(日) 15:53:10 ID:Y461kfmn
だんだんと初夏の日差しが強くなってきたある日。
ニホンちゃんは、アメリー君とカンコ君と一緒に浜辺に遊びに来ていました。
「見ているニダ!
今からウリが華麗に波乗りするニダ!!」
そう言って、買って貰ったばかりのサーフボードを片手に、波間に駆けだ
していくカンコ君。
自称、地球町10目のお金持ちになったカンコ家。最近はカンコ君も鼻高
々です。
「ねえ、カンコ君!海開きもまだだし、危ないからやめた方がいいよ!」
と、カンコ君の身を気遣うニホンちゃんですが、
「ウリのバランス感覚はアジア町で1番ニダ。ニホンは黙ってウリの雄姿
にマンセーするニダ!」
カンコ君は全然気にも留めてくれません。
再度、カンコ君を止めようとするニホンちゃんを、アメリー君が黙って遮
りました。
「・・・好きにさせてやろう。一度痛い目に遭えばいいんだ」
それだけ言って遠くを見つめるアメリー君と、それに黙って従うニホンちゃ
ん。
二人とも、最近なにやらカンコ君に思うところがありそうです。
そんな二人をよそに、意気揚々と沖に漕ぎ出すカンコ君。
「もうウリナラは地球町でも屈指の名家になったニダ。これからはアメリ
ーやニホンにぺこぺこする必要もないニダ。
ここで華麗に波に乗って、二人を見返してやるニダ!」
まったく持ってご満悦のカンコ君を視界の中に、沖の方からやってくる、
絶好の大波が映し出されました。
「よし、見ているニダ。
あの波を乗りこなして、ウリの実力をみせてやるニダ!!」
そうたかだかに宣言すると、カンコ君は初めて挑戦する大波に向かって行っ
たのでした。
そして・・・・・
気が付くと、カンコ君は綺麗なお花畑を横切る小川の河原にいました。
「ここはどこニダ?ウリは何をしていたんだったニカ?」
どうした訳か何も思い出せないカンコ君の独り言に、小川の向こうから応
える声がしました。
「ここは地上の楽園ニダ。良く来たニダ。我が弟よ」
「・・キッチョム兄さん!
でも、地上の楽園って、ここがニカ?」
「そうニダ。
お前の家が大金持ちとなり、ウリの家が地球町最大の軍事力を持ち、ウリ
ナラが一つの家に統合したことによって、ついに地球町で誰にも頭を下げる
必要がない、ウリナラの世界を作り上げたニダ」
そのようにキッチョム兄に高々と宣言されて、改めて周りを見回すカンコ
君。
辺りには今までに見たこともない花々が咲き乱れ、美しい蝶々たちが舞っ
ています。見ているだけて気持ちよくなってきて、カンコ君が感じていた疑
問が、春の日に野ざらしにされた氷のように、ゆらゆらと溶け出していきま
した。
「・・・そうだったニダ。
ここはウリナラの世界ニダ・・・・ ウリナラマンセー」
とろけてゆくような気持ちいい感覚に、カンコ君はどっぷりと浸かってし
まいます。
「さあ、マイブラザー・カンコ。こっちに来るニダ」
そう言って、小川の向こうで手招きするキッチョム君。
その手招きに、ふらふらと小川に歩き出すカンコ君。
その時。カンコ君の遙か背後から、カンコ君の名を呼ぶ声が、かすかに聞
こえてきました。
「しっかりしろ、カンコ!いくらお前でも、目の前で死なれると寝覚めが
悪い!!」
そう言って、カンコ君に気付けの往復ビンタを食らわすアメリー君。
初心者にもかかわらず、大波に挑んだカンコ君は敢えなく大波に放り出さ
れ、慌てたアメリー君とニホンちゃんが何とかカンコ君を浜辺まで引き上げ
たときには、既にカンコ君は完全に意識を失っていました。
強烈なビンタにも、まったく反応を示さないカンコ君。
そんな状況で、ニホンちゃんとアメリー君は、暫くお互いに目で何かを語
り合います。
(やっぱりここは人工呼吸しかないのかしら・・・)
(それが一番だろうが、しかし・・・)
「ニ、ニホンちゃん!急いで救急車を呼ぶんだ」
「そ、そうね。急いで病院に連れて行かないと。携帯、携帯・・・」
やがて遠くから聞こえる救急車のサイレンの音。
カンコ君が意識を取り戻したのは、夜半を過ぎてからのことでした。
教訓 普段から友人との仲は大切にね。 end
と言うわけで、保守ついでにリクエストにお答えして。
朝鮮日報を読んでいると、どうやら外交部や軍首脳部に何の相談もなく、
北よりの発言をしているようですね、あの大統領。
そのたびに外交部と軍が尻ぬぐいに走っているとか。
ところで、前回はあれから凄いことになっていたようで。
私は、シェロさんを全面的に支持します。
というか、戦功章ものですね。
ただ、混乱をおこした責任として、近日中にSSを投稿することを強く
要望します。 敵前逃亡は銃殺刑ですよ。ねえ、戦友!
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