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第2366話 黄 色 い リ ボ ン  ◆JBaU1YC3sE 投稿日: 2005/10/24(月) 11:49:36 ID:I3mooijE
   「 劣ってます 」
 学校の帰り道、アメリー君とエリザベスちゃんが話していました。
「ニホンちゃんは、キッチョムの奴の花火とずっと付き合うことになりそうだ」
「ニホンさんは本当に持たないの?」
「ああ、持てないはずは無いけどね」
「私だったら必ず持つのに。持つべきものは持っていないと」
「お蔭で心配の種が増えなくていいけどね」
「悪いけど、やはりあの方の家は私達より一段下ね」
 そこへ折り悪く、ウヨ君が通りかかって後ろから声をかけました。
「エリザベスさん、今の話、ウチのことですか!」
 驚きながらも、アメリー君はとっさにもみ消そうとします。
「ウヨ君、盗み聞きはいけないな」
「アメリーさん、今の話、花火のことですよね?やっぱり持ってない家って・・・
 エリザベスさんとウチじゃ違うんですね」
「違うわよ!ウヨ君、誤解しないで欲しいの」
「そうだよ、別のことだって」
「じゃあ何の話ですか、ウチがあなた達より下だって!」
 その場を沈黙が支配しました。
「・・・わかったわ、教えてあげる。今話していたのは・・・」
「おい、ベス!」
「仕方ないわよ、私だって本人には言いたくないけど」
「いえ、遠慮なくはっきり言ってください」
 ウヨ君はまなじりを決して答えました。
 一方アメリー君は顔をしかめて奥歯を噛みしめています。
「あなたの家は私達より劣っているものがあるの」
「何ですか」
「隣人よ」

( ・・・ベスは2枚も3枚も上手だよ・・・ )

   おしまい

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