連続ドラマ小説「ニホンちゃん」第2379話「My Turn」　作：書き人知らず

戻る <<戻る | 進む>>

第2379話書き人知らず ◆9GPWTa2EFE 投稿日： 2005/11/09(水) 00:30:14 ID:2zmODzUh: 　～　My Turn　～

「ウリの家にみんなが集まる。　これはウリの家がアジア町でもピカ一立派な家だからニダ」
カンコ君が例によってホルホルしていますが、単なる持ち回りなだけなのは周知のことでしょう。
広い広い太平池の周りをぐるっと囲む家々が、一堂に会して楽しくお食事をしつつ、交流を深める・・・
そんなイベントがあるわけです。

「でもさあカンコ君、ちゃんと準備できてる？」
「よ～～くぞ、聞いてくれたニダ。　むろんウリに抜かりはないニダ！」
ニホンちゃんの疑わしそうな眼をよそに、カンコ君のご高説タイムのスタートです。
「最近、野良犬や野良猫が多いことはニホンも知ってるニカ？」
「うん」
「野良猫の存在は許せないニダ。　よってウリは事前に家の周りから駆除するニダ」
「野良犬は？」
「別の方法で処理するニダ。　ニホンが気にする必要は全く全然これっぽっちもないニダ！」

カンコ家の飼い猫のほうが怖いよ・・・。　などと言えるはずもなく、ニホンちゃんは話題を変えました。
「で、お食事は何にするの？　みんないろいろ言ってくるよ？」
「さてはニホン、オモニの料理の腕を疑ってるニカ？」
はい。　疑ってます。　めちゃめちゃ疑ってます。
「もう、これを食べずしてなんとするか、というくらい決まりきったメニューニダ！」

じゃあ、と家路につくニホンちゃん。　よりによってこの時期にソレですか。　音速で斜め上ですか。　しかも、
野良犬の始末とメニューが、どうしても等号で結合しています。
「そういえば昔、キッチョム君の家に行ったときは、お弁当作ったのよねぇ」
とはいえ、お弁当の言い訳がこれまた大変なことにも気がつくニホンちゃんなのでした。

（終わり）
解説書き人知らず ◆9GPWTa2EFE 投稿日： 2005/11/09(水) 00:30:48 ID:2zmODzUh: 今回のおソース
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/11/02/20051102000070.html
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/11/07/20051107000074.html

無事終わりますようにｗ