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第2497話
マンセー名無しさん
投稿日: 2006/02/24(金) 23:29:07 ID:BC3vn3SK
「ねぇ、チューゴくん、あたし、あなたに、いいたいことがあるの」
おずおずとニホンちゃんがチューゴ君に話しかけました。
心なしか、頬が赤く見えるのは気のせいでしょうか。
「む、どうしたニホン」
切れ長の目にミステリアスな光を湛え、チューゴ君がニホンちゃんを見つめます。
端正な眉、すらっと通る鼻、ぶくっとした頬、二重に垂れ下がる顎肉。
「あのね・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・太った?」
「な!ななななな!なにをいってるデブか?ちんはふとってなどいないデブよ!」
顔を真っ赤にして否定するチューゴ君。しかし残念ながら鉄板です。
自分の台詞の漢字変換も出来ない人間に体重管理ができようはずもありません。
「チューゴ君がそういうなら別にいいんだけどさ。正直誰が見てもデブだと思うよ。
ダイエットしなきゃあのコにも振り向いてもらえないんじゃないかなぁ・・・」
「デブぅ・・・・・・」
チューゴ君もどうやら本音では気付いているらしく、それきり口ごもってしまいました。
4時間目は、丁度マラソンの授業でした。
ダイエットの基本はランニングですから、チューゴ君にとっては願ったり叶ったりでしょう。
「は〜い、グラウンド10周走るまで休んじゃダメだからね〜」
フラメンコ先生がさわやかに宣告します。
先生の言葉は絶対。クラスのみんなはわらわらと群になって走っています。
もちろんチューゴ君も。ドスドスドスドスいいながら走ってます。
「ぼひゅー。ぼひゅー。ぼひゅー。」
走り終わったチューゴ君はものすごく息を切らし、尋常じゃない量の汗をかいていました。
もあもあもあもあ湯気が立って、ありえないほど暑苦しいですね。
4時間目が終わると、みんな大好き給食の時間です。
激しい運動をした直後でも食事ができるのは、子供ならでは。
みんなお腹をすかしているので、もりもりもりもり食べてます。
「うぉぉ、うまい、うまいデブー!」
がつがつがつがつがつがつがつがつチューゴ君は給食を平らげていきます。
どんだけ食べるんでしょうかこのピザは。
「チューゴ君、そんなに食べてたらダイエットの意味ないよ・・・」
「んなこといってもはらがへるんだからしかたないデブ!」
ニホンちゃんが止めても、チューゴ君は聞く耳を持ちません。
ご飯を8杯もおかわりしてしまいました。
「お前さぁ、このままじゃいつまで経ってもデブのままだぜ?」
見かねたアメリー君が話しかけます。
「本気でダイエットするならなぁ、もっと頭使わなきゃダメさ。
それこそ経験と実証によって構築された理論によってダイエットしなきゃ。
アトキンスとかリエータとか永田式とかの理論を応用して科学的にだなぁ・・・って、あれ?」
これから理論的見解に基づいたダイエット方式の構築を行わんとしていたアメリー君ですが、
ぷすぷすぷすぷすぷすぷす
すでにチューゴ君の頭からは黒っぽい危険な煙が吹き上がっていました。
「ダメだ、こりゃ」
チューゴ君のダイエットは、当分難しそうです。
解説
マンセー名無しさん
投稿日: 2006/02/24(金) 23:41:59 ID:BC3vn3SK
GDP比でアメリカの3倍、日本の9倍以上のエネルギーを消費する「世界の工場」中国。
政府は省エネとリサイクルを訴えているが浸透せず(ニュースウィーク2・22)
エネルギー消費量削減のためには技術革新を進め、国際分業体制ピラミッドの上位に就くのが肝要だが
どうも上手く行かない。
元ネタはそんな感じにしてこの前言われたようにニホンちゃんとか出してみました。
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