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第2523話 マンセー名無しさん 投稿日: 2006/06/18(日) 16:29:47 ID:OvcLAde8
初めて投下しますm(__)m

『おばあ様・・・私としたことが』
顔を上気させエリザベスちゃんがロンドンに帰ってきました
『どうしました?ベス』
『アメリーの所におふねを浮かべようとしましたら』
思い出してさらに赤面するエリザベス
『つまずいて、日ノ本家のカイジさんと・・・き、き、キスを・・・』
『ベスも船の事になると見境が無くなるのね・・・これはもう、血筋かしら』
ふふふ、と上品に笑う
『それで、先方に怪我は?キチンと謝罪なさらないと、今日の紅茶は抜きですよ』
時に船の事故は予想以上の悲劇を生む、こちらが加害者であれど毅然とすべし、がエリザベス家のお家柄である
『そ、それが・・・女王陛下にキスされて光栄ですって、笑って済ませてくれました』
『そう・・・。あちらも本当にあの人の血筋ね』

遠い昔・・・
『私を襲うなんて、良い度胸じゃなくて?』
『だまれ、何を言っている、そもそも無礼者の言葉など聞けんな』
『野蛮人の癖に最強の私に対して恥辱を・・・ひと捻りにして差し上げますわ!』
戦ってみれば死傷者はこちらが上回り、上級指揮官は失われ、家でも批難轟々
『(あ、ありえませんわ、東洋の蛮国、しかも地方領主程度に・・・!)』
『賠償を請求しますわ』
一度お互い引き下がり話し合う事になっての第一声。自分でもこの強欲はあきれますわ、しかし私には大家としての意地があるの
『いやぁ、強い、貴女は本当にお強い』
な、なにをいっているのこの人
『この日ノ本という家を変えなければなりません!』
『ですから賠償k』
『ですから軍艦を買わせていただけませんか?』
『なっ・・・!』
しぶとい!なんたるタフネス・・・この人はこの家を今後支え、経営していくことになる、戦った私にはその姿がはっきり見える!
ここで投資しないなどビクトリア家にとってありえない!
『・・・結構ですわ、これからよろしくお願いしますわね』

それから薩摩之カイグンと名を変えた彼は私にとって最良の弟子であり、顧客であり、盟友でしたわ・・・あの日までは

『・・・おばあ様?』
『スマートかつユーモラスであれ』
『え?』
『いいこと、ベス。それが海の男、酸いも甘いも良く知っている者、のめり込んではいけないけれど、誰がいい男かは自分で知らなければならない、それでカイジさんをあなたはどう思った?』
『とても、とても綺麗な方だと思います』
そう答えるエリザベスにビクトリアさんは微笑むだけでした

解説 マンセー名無しさん 投稿日: 2006/06/18(日) 16:47:42 ID:OvcLAde8
お目汚ししました。


ちょっと古いネタですいませんが、クイーンエリザベス二世号とかしまの衝突事件です

ビクトリアさんの回想は生麦事件→薩英戦争→薩摩の海軍である日本海軍の
のめり込むな=建艦競争
エリザベスの綺麗な方コメント=ジェーン海軍年鑑での海自への感想です、護衛艦がよほど綺麗だったそうで


投下する物はこういうのでよろしいでしょうか?場違いであれば消えますm(__)m

解説 U-33 ◆JOCEixq6zU 投稿日: 2006/06/18(日) 18:07:48 ID:yoLh7CH6
新人さんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

…略…
それから、読者には軍事に詳しくない方もいるかと思いますので、元ネタとなった話についてネットで
読めるソースのURLを貼っていただくと良いと思います。(過去、極東で、ソースを貼る貼らないで
荒れたことがあります)例えば http://plaza.rakuten.co.jp/smail/diary/20060317/ とか。
…略…
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