連続ドラマ小説「ニホンちゃん」第2578話「ラブ・アタック」　作：U-33

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第2578話 U-33 ◆JOCEixq6zU 投稿日： 2006/08/07(月) 22:44:47 ID:KxyopH55: 『ラブ・アタック』

　それはみんながロシアノビッチ君の家にお呼ばれに行ったときのことでした。遅れてお茶会の部屋に
入ってきたアメリー君が、先にテーブルについていたアーリアちゃんの肩にいきなり手をかけて
「よう、元気かい」
　といいながら肩をもんだのです。突然のことに驚いたアーリアちゃんは
「きゃっ」
　といって顔を赤らめたのでした。

　そのことが知れ渡ると、５年地球組ではアメリー君への非難の嵐が巻き起こりました。
「アメリー君もふざけすぎだったけど、すごい叩かれようだわね。ちょっとかわいそう」
　人の好いニホンちゃんは、余りに悪しざまに叩かれているので、事の是非は別として、ついアメリー君に
同情してしまいました。

　ニホンちゃんは、アメリー君にそっと声をかけました。
「アメリー君、大丈夫？元気出してね」
「ヘイ、ニホン、それって何のことだい？俺はいつだって元気。気分は上々だぜ」
　アメリー君はあっけらかんとして、大声で答えました。
「元気すぎて、こないだの誕生日にはホールケーキを１個まるごと食べちゃったんだ。アハハ」
　アメリー君の余りの能天気ぶりに、肩透かしを食ったニホンちゃんは思いました。
「……全然こたえてないの？アメリー君って少し鈍いんじゃないの？」
「で、俺に何の用だい？ベイビー。また一緒に『ラブ・ミー・テンダー』でも歌おうってのかい」
　アメリー君は、そう言ってニホンちゃんの肩に手を回そうとしました。
「アメリー君、調子に乗りすぎよっ」
　その手をぴしゃりと叩いたニホンちゃんは、それでもなんだかほっとした気持ちになりました。
「落ち込んでるアメリー君なんてなんか変よね。やっぱりこうじゃないとアメリー君らしくないわ」

（ソース）
米大統領、独首相にセクハラ?“マッサージ・ゲート"疑惑
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/12732/
ケーキ食べすぎ？　米大統領２キロ増量
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/america/13296/