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第2693話 マンセー名無しさん 投稿日: 2007/03/15(木) 18:52:34 ID:DeFZBJXU
「最長の王国」

最近ニホンちゃんが良く訪れるここはどこかといいますと、「天人の都、雄大なる都城、帝釈天の不壊の宝玉、
帝釈天の戦争なき平和な、偉大にして最高の土地、九種の宝玉の如き心楽しき都、数々の大王宮に富み、神が権化して住みたもう、
帝釈天が建築神ヴィシュヌカルマをして造り終えられし都」です。

ニ「いや、タイランド君の家のバンコクでいいんじゃない?」

タ「え〜と、家ではふつうクルンテープって呼んでるけどね。まあよその人はバンコクって呼ぶね。で、何のよう?」

ニ「うん、仏像や彫刻とか見に来たの。」

タ「案内するよ。」

ニ「ありがと。」

この二人はそこそこ仲がよく、おたがいの家の料理を出す店がおたがいの家にできています。もっとも、ニホンちゃんは高級っけのあるブティックに食事屋があるのには閉口していますがそこはそれ、感受性の違いです。

タイランド君の家は最近警備員の隊長さんが実力行使で家長についたり、南のほうの人達が自立させろと騒いだりしていて決して「安泰」ではありません。とはいえそんなことはあまり関係なしにニホンちゃんは美術品を眺めたり、料理を食べたり、リゾート気分を満喫しました。
そんなニホンちゃんを上から見ているのは歴戦の勇士ニッテイさん。なんだかいい顔ではありません。

ニッテイ「タイランドの祖父は上手くやったものよ。」

リクグン「全くだよ兄さん。日ノ本家はいまだに敵っぽい人にされてんだからなあ。」

カイグン「フレンチ家に庭を返したりしたのが良かったんだろ。」

ヒロヒト「まあ今は良い関係ではないか。いつまでも愚痴るでない。」

ニテ&リク&カイ「それもそうだな。」

そんな会話などつゆ知らず、今度はサムローに乗ってはしゃぐニホンちゃんでした。


正式名称の日本語訳
http://www.manohra.gr.jp/top/index.htmを参照しました。
そのほかはWIKIを参考にしました。

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