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第2697話
U-33 ◆JOCEixq6zU
投稿日: 2007/03/23(金) 00:19:44 ID:UqIjsYnb
『集団下校』
学校からの帰り道、ニホンちゃんがいつものアメリー君のほかにもう一人の男の子と一緒に3人で
歩いて来ます。そんなに小柄でもないニホンちゃんですが、大柄な2人の間に入るとさすがに小さく
見えます。
「じゃあな、また明日」
「さよならダス」
「さよなら。アメリー君。オージー君」
ニホンちゃんが家の前で2人に別れを告げて中に入ると、ママが言いました。
「おかえり、さくら。おやつ用意してあるわよ。今日はオージー君も一緒だったのね。いいことだわ。
このごろは町内も物騒だから、明日からも今日みたいになるべくおおぜいで下校しなさいね」
「うん、明日はイン堂君にも声をかけようと思うの。そうだ、タイワンちゃんも一緒がいいな」
ところがそのとき、たまたまそこにいあわせたサヨックおじさんが、その会話を聞いて急に文句を
言い出しました。
「君ねえ、子供に警戒心ばかりを吹き込んで、近所の人への不信感を煽るのはいかがなものかね」
ママは、何を能天気なことを言い出すのやらとびっくりしました。
「警戒心を吹き込むって、だって現に危ない人がウロウロしてるんだから当然でしょ」
サヨックおじさんは、むっとして言い返しました。
「あんたは、ご近所さんを危ない人呼ばわりするのか」
ママはあきれ果てたような口ぶりで答えました。
「そりゃそうよ。だって、開かずの間に人が閉じ込められているらしいとか、買い物をした店で贋金
が発見されたとか、裏庭であやしい葉っぱを栽培してるなんて人がいたら、危ないと思わない?」
そして、ママは小さな声で言いました。
「それに、その危ない人を陰で使い走りにしているもっとタチの悪い人もいるしね」
(ソース)
日豪 共同宣言署名 安保・経済「良き相棒」
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/politics/43181/
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