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第2767話
マンセー名無しさん
投稿日: 2007/06/21(木) 17:28:28 ID:/+6jaxId
「コーヒーのお話」
フランソワーズ「た、多分この辺・・・?・・・・なのかしら?」
淑女に相応しい教養を身につけようと家の古文書を読んでいたら、聞いたこともないコーヒーのお話を見つけたフランソワーズちゃん。美味しいコーヒーをご馳走しますわと連れてきたニホンちゃんをお供にどこかの島に降り立ちました。
ニホン「ねえ・・・ここ、どこ? 早く帰ろうよ・・・。」
フラン「そんなに心配なさらなくても大丈夫ですわ。あちらのほうにず〜〜〜〜〜〜っと歩いていくとイン堂さんのお宅が見えてくるはずですの。」
ニホン(え゛っ!? イン堂君の家・・・余計不安になってきたァ・・・)
ニホン「ね、ねえ。私達の探しているのってコーヒーなんだよね?」
フラン「そんじゃそこらのコーヒーではありませんわ。」
フラン「エメラルドマウンテンでも敵わないかしら? 香りの高さ、味わいの深さ、風味の豊かさ・・・全てにおいて最高といって差し支えありませんわ。」
ニホン「私そんなの聞いたことないよお・・・フランソワちゃんあるの?」
フラン「文献で見ただけですわ。お父様に聞いたら、今では栽培してないのですって。記録に残ってるのが・・・ええと・・・ナッチ爺のやつが我が家を襲っていたころでしたわ。」
ニホンちゃんは目が点になりました。早い話が自分達の両親がまだいないときの記録なのですから。
ニホン「あの・・・ちょっと・・・」
フラン「エリーの紅茶よりも美味しいことは保証しますわ。向こうの方かしら?」
そんなこと聞いてないよおと思いつつも黙ってしまったニホンちゃん。
フランソワーズちゃんの後を追って歩き回ります。
フラン「・・・・・・!!? これ・・・ですわ! ありましたわ! 究極のコーヒーですわ!」
ニホン「おお〜! でも、これ野生に返ってない? コーヒーできるの?」
フラン「あら? 何十年も放っておかれたら如何なる作物もこうなるものですわ。さて、元に戻す研究をいたしましょう。」
ニホン(目が点になっている。)
その後、ニホンちゃんが大変な思いをしたことは言うまでもありません。
ニホン「確かに美味しいし、よく売れたけど、けどなんだろな・・・」
お話のもと
http://www.nippon.fr/infos_jp/infos_2007_jp.html
2007年4月
と私の妄想。
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