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第10話 (^▽^)<AAに兆戦! 脱!顔文字止まり 投稿日: 02/05/27 05:25 ID:fDsJB3Vy
ハンセイシルコスキーはシベリアのど真ん中、環境だけでも過酷で立派な牢獄である
ここは密閉はされていない。しかし何十メートルという壁があり、堀とはいえないレベル。
その壁に指を ひっかっけて上るような凹凸は存在しなかった。
彼のいる場所は廃棄になったミサイル噴出孔の底。脱出は不可能である。

しかしその日、彼は壁をよじ登り始めた。

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わずかな凹み、指の入らない凹みに指を掛け上っていった。
彼が上りきったとしてもその先には何もない。広大な雪原のみ。しかし、
雪原の中をまっすぐにかけていった。常人なら自殺に等しい行為。


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ついでに彼は途中であったロシアノビッチをのしていた。理由はない。

@ノハ@  ∋oノハo∈       [ (★)] 
 ( ‘д‘)    ( ´D`)       (#+ 3+#)
ナイスカマセ!  カマセイヌレス!      ペレストロイカ〜


彼は「敗北」を探していた。ニホンにはそれがある。

     彼がナゼ、壁をよじのぼるか
     
    「そこにニホン(萌)があるから」



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