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第23話 D-13 投稿日: 2003/01/02(木) 02:31 ID:D.iurRlA
○まえがき

チエゾー「大変だ!エラ兄さん! こんな所にボクたちが書いた覚えの無い『魔法少女プリティラスカ』があるよ!?」
エラ  「むぅ。偽物か? パクられるとは『魔法少女プリティラスカ』もメジャーになったものだなぁ。」
チエゾー「悠長に構えてる場合じゃないってば! 知的財産の侵害で著作人格権の危機なんだよ!」
エラ  「そう興奮するなって。まずはソレを検分してみよう。どれどれ…」
○「魔法少女プリティラスカ 『ステッキ喪失』」(1/7)
 三年地球組の面々は下校中も賑やかです。
「あ〜あ、今回も愛ちゃんはきちんと誠くんに告白できなかったね」
「誠くんもいいかげん、愛ちゃんの気持ちに気づいて欲しいわよねぇ」
 話題はラブコメの少女漫画でした。みんなであれやこれやと続きを詮索しています。
「アタシもそう思う」
「うひゃぁあ!、何だキャンベラちゃん、…いつから居たの?」
「うぅ、酷い、さっきから居たわよぅ。」
 と、人参のような赤毛の女の子が抗議しました。
 キャンベラちゃんは普通の女の子。でも何故かクラスでも影が薄いとか言われてしまっています。

「何でアタシは目立てないんダスか…」
 他のクラスメイト達と別れた後、ふと考えました。他人の目がないと、つい訛が出てします。
 その時です。何かがキャンベラちゃんの目に止まりました。きらきら光る虹色のステッキが落ちています。
「綺麗なステッキ…誰が落としたんダスかね」
 辺りをきょろきょろ見渡しても、ステッキを使っていそうな年配の方も手品師もいません。
 その時です。何やら悲鳴が聞こえてくるではありませんか。
「うわぁぁああ〜!」「助けて〜〜〜」
 なんと言う事でしょう、近くの公園に秘密結社ソーレンの怪人が現れました。そこには人間の生首が十数体、ふよふと浮かんでいます。どの生首も顔立ちは整っていてとても美人さんです。とは言え、首だけが植木鉢に植えられているのです。とってもスプラッタな雰囲気をかもし出しているので、これでは男の子も裸足で逃げてしまいます。まるで妖怪の飛頭蛮です。
 その生首の群を指揮するのはミスティチョゴリ。
「にょ〜ほほほほほほ! さぁ怪人生首女たち!ご町内を引っ掻き回してやるニダよ!!」
『『『『『了解ニダ〜!』』』』』
 その生首達が飛び交ってい、手近な人たちにまとわりついていきます。

『わ゙る゙い゙男゙ばい゙ね゙がぁ゙〜』
「ひぃい〜!ギロチン刑はずっと昔に廃止されましたわ〜!」
『不゙実゙な゙男゙ばい゙ね゙がぁ゙〜』
「マンマミーヤ! 僕はいつだって女の子には本気なのに〜」

「…す、スプラッタだす…」
 キャンベラちゃん達は大急ぎで元来た道を戻ります。しかし、逃げ惑う人たちの中に、さっき別れたばかりのクラスメイトもいるではありませんか。
「鬼゙畜゙な゙イ゙ル゙ボ゙ン゙ばい゙ね゙が゙ぁ゙〜」
 ウヨ君は必死に愛刀・関の孫六で応戦しています。
「このっ、このっ!…こんなご町内がピンチの時に、プリティラスカは何をしているんだ!」
「プリティ…ラスカ?」
 その時、キャンベラちゃんは思い出しました。さっき拾ったステッキ、これはプリティラスカが使っていたものとそっくりです。
「もしかして、これは…これを使えば、プリティラスカみたいに活躍できるんダスか!?」
○「魔法少女プリティラスカ 『ステッキ喪失』」(2/7)
 その時のラスカちゃん。ご町内が阿鼻叫喚の渦に巻き込まれている頃、魔法のステッキを探していました。先ほど怪人少女漫画女を『ノーザン・ホームラン』で張り倒した時、勢いあまってステッキも何処かへ投げてしまったのです。
「ステッキはどこ〜(T_T)」
 ラスカちゃんはお供の白クマのヌイグルミ、ポーラと一所に必死に探し回っています。
「そうだ! ポーラ、私の匂いをかいで。匂いを頼りにバトンを探すのよ」
「ようし。くんくん。」
「…どう、ポーラ」
「ぁあっ、ボクはそもそもヌイグルミで、犬や熊みたいに鋭い臭覚なんてないよぉ〜」
「そ、そんなー!?」


「ふっ、プリティラスカ、ウリに恐れをなしたニダね。」
 数体の生首を従え、勝利を確信したミスティチョゴリは、まだ薄い胸を反らして大威張りです。
「そこまでダス!」
「ニダ!?」
 キャンベラちゃんは公園のジャングルジムの上からズビシと虹色のステッキを向けます。
「魔法少女ナチュラル・キャンベラ、華麗に素敵に推参ダス!」
 『決まった!』と、つい訛ってしまったのも忘れてキャンベラちゃんは自分の台詞にウットリなんかしています。一方、ミスティチョゴリは冷めたもので、
「…お前、誰ニダ? 電波なコスプレ小娘なんかに用はないニダ!」
 あっさりかわされてしまいました。どうやらプリティラスカ以外はアウト・オブ・眼中のようです。
 ずっこけてジャングルジムから転げ落ちてしまったナチュラル・キャンベラはもう一度叫びました。
「ご町内に迷惑をかける悪党はッ! エアーズロックに代わってあぼーんダス!!」
 掛け声と共にナチュラル・キャンベラの肩パッドが射出され、両拳に装着されました。まるでボクサーのグローブのようです。
「ニ、ニダ!?」
 ようやくミスティチョゴリもナチュラル・キャンベラのただならぬ気配に気づいたようです。
「カンガルー・トルネードっ!!」
 キャンベラちゃんの放った右ストレートが突風を巻き起こしました。そして生首たちを次々と彼方へ吹き飛ばしてしまいまったのです。
「な、なにぃッ」
「ミスティチョゴリ! 覚悟するダス!」
「むむっ、思わぬ伏兵ニダっ! とりあえず転進!より優位な陣地を確保すべく戦略的撤退ニダ〜」
『『『『『了解ニダ〜!』』』』』
「あ、あれ?」
 思いのほかあっさりとミスティチョゴリ達は退散してしまいました。
○「魔法少女プリティラスカ 『ステッキ喪失』」(3/7)
「みんな無事だったダスか?」
「ありがとう、ナチュラル・キャンベラ。お陰で助かったよ。」
「どういたしましてダス☆」
 キャンベラちゃんは『これで皆の憧れのヒロインになれたダス』と内心ほくそ笑んでいました。普段は皆の前で話さぬよう気をつけている訛がでてしまってるのも忘れています。
 所で、ヨハネ君はキョロキョロとあたりを見渡しています。
「誰か、足りませんか?」
「誰かって?」
「ほら、いつもならワンテンポ送れて『ワタシ怖かった〜』って言ってそうな…」
「あぁ、キャンベラちゃん」
 ウヨ君がポンと手を叩きます。
「さっきの交差点で別れたんじゃなかたっけ?」
「そうだったかなぁ?」
 ヨハネくんは首を傾げます。
 途中までぼーっと聞いていたキャンベラちゃんですが、
「な、何言ってるダス! キャンベラはここにいるダスよ!」
 と言って変身を解きました。全身がピカっと光ると元のキャンベラちゃんが現れます。
「あっ、キャンベラちゃん!」
 皆、突然出現したキャンベラちゃんにびっくりです。
「そう! ナチュラル・キャンベラは私なの!」
 と得意げに宣言して、またナチュラル・キャンベラに変身します。
「ややっ、キャンベラちゃんが消えた!」
「あれ?ナチュラル・キャンベラ。今、何処に行ってたの?」
 なんと言う事でしょう。ナチュラル・キャンベラとキャンベラちゃんが同一人物である事に誰も気づきません。
「そんな…魔法で変身して活躍しても、それはナチュラル・キャンベラで…。誰も、私だって気づいてくれないなんて…」
 そうです。結局、魔法は『ホンモノ』ではありません。かりそめの物でしかないのです。物事の本質は、もっと別のところにあるのです。
「こんな魔法…いらない〜!」
 キャンベラちゃんは、ステッキを放り投げてしまいました。
○「魔法少女プリティラスカ 『ステッキ喪失』」(4/7)
 それを望遠鏡で遠くから監視する目がありました。
「チャ〜ンス!」
「ニダっ!」
 何処に隠れていたのか、またしても生首女が現れました。しかし、今度は普通(?)の生首ではありません。それは、大人の背丈ほどもある巨大な美女の生首でした。やはり植木鉢に植えられて、ふよふよと浮かんでいます。ミスティチョゴリはその巨大生首の頭頂にちょこんと座っています。
「にょ〜ほほほほほほほほほ! あれで終わりと思ったら大間違いニダよ! さぁ『真・生首女』!出撃ニダよ!!」
「了解ニダ!」
 ミスティチョゴリの命令に従い、真・生首女が『がぱっ』と口をあけると、人頭大の生首女が大量に飛び出します。そうです。先ほどの生首たちは、この真・生首女の分身だったのです。
 真・生首女のリベンジに皆が慌てふためきます。
「あぁっ、ステッキ!? どっかに放り投げちゃったダス〜!」
「みんな、早く逃げるんだ!!」
 ウヨ君は走り去るクラスメイト達のしんがりを勤めるべく抜刀しました。しかし今度は勝手が違います。人頭大の生首女にくわえ、親指の先くらいの生首女が羽虫のごとくたかってくるではありませんか。
「にょほほほほ、分身はこういう使い方もあるニダよ〜」
「「「「「「「「「「カクゴシルニダ〜」」」」」」」」」」
「うわ、なんだこいつら! うわ、顔を舐めるな! あっちいけ!! ぺっぺっ、口や鼻に入るな〜」
 うるさくまとわり憑かれて、ウヨ君は刀を構えることすらままなりません。
「まずはこの生意気なチョッパリを拉致して監禁して洗脳してやるニダ〜」
 ウヨ君が生首女の群を追い払おうとじたばたしているうちに、真・生首女の髪が伸びてウヨ君の体を絡めとってしまいました。
 ウヨくんが大ピンチです!


 ひゅるるるるる…
 ごちん☆

「ふえ〜ん、痛いよぅ〜!」
 突然の衝撃にラスカちゃんの目から火花が散りました。ラスカちゃんの頭に何かが振ってきたのです。
「大丈夫、ラスカちゃん!…って、それ、魔法のステッキ!」
 ポーラは目を見張ります。
「ぐっすん… え?あ、ホント!? でもどうして!?」
「そんな事行ってる場合じゃないよ! さぁ早く変身だ!」
「うん! プリティーラスカ、メークアップ!!」
○「魔法少女プリティラスカ 『ステッキ喪失』」(5/7)
「お待ちなさい! ミスティチョゴリ!」
「ふっ、来たニダね…」
「魔法少女プリティーラスカ見参! あなたのハートに、逝ってよし!!」
「ニダッダ〜、虚勢もそこまでニダ! 人質がどうなってもいいニダか?」
 真・生首女の髪は蛇のように伸びて幾人も縛り上げているではありませんか。真・生首女の頭頂に仁王立ちしたミスティチョゴリは、ウヨ君をはじめ哀れな犠牲者を指差します。
「うぅ、…みんな…」
「かかるニダ!」
「わ、わわわわわ!?」
 ミスティチョゴリの号令のもと、プリティラスカ目掛けて羽虫の如く小さな生首女が群がっていきます。
「いやぁん、あっちいって〜〜〜〜!」
 羽虫のような生首女は追い払っても追い払っても、次々と沸いてきます。
「ノーザン・ブリザードっ!!」
 ステッキを中心に突風が巻き起こります。羽虫が吹き飛ばされ、視界が開けました。しかしそれも一瞬の事。直ぐにどこからともなく別の羽虫の群が現れ、あっという間にプリティラスカを取り囲んでしまいます。
「あぁん、きりがないよぅ!」
 羽虫だけでなく、普通に人頭大の生首女が何体も襲ってきます。生首女は口を耳まで裂いて牙を剥き出しにし、噛み付いてくるのです。羽虫大にしろ人頭大にしろ、一体一体の生首女はたいして強くありません。しかし多勢に無勢。人頭大の生首女にかじりつかれるのも時間の問題のように思われました。
「いい気味ニダ!」
 ミスティチョゴリは携帯用のキムチ壷から優雅に一つまみ取り出すとポリポリかじっています。真・生首女の脇にも何時の間にかドラム缶の大のキムチ壷がありました。ミスティチョゴリに倣い、真・生首女は手が無いので舌を蛇のように伸ばし、器用にキムチを取り出して口に運んでいます。
「にょ〜ほほほほほほほほほほほほ〜!」
「ニ〜ダニダニダニダニダニダッダ〜!」
 ソーレン側は余裕をぶっこきまくっています。
 一方、何とか逃げ延びたキャンベラちゃん。しかし気が気ではありません。
「こんな事になったのも、本来の持ち主に早く返さなかった私の所為だわ。どうしよう…」
 キャンベラちゃんは考え、じっと観察しました。何か真・生首女に弱点はないかと。
 高笑いする変なコスプレ少女、巨大な美女の生首、大きな植木鉢、キムチ壷、…
 その時です。以前キャンベラちゃんの家庭菜園で起きた悲劇と生首が植わっている植木鉢が結びついたのは。そして閃きました。
『そうだわ!』
キャンベラちゃんは危険を省みずプリティラスカに、生首女の群に近づいていきます。
「プリティラスカ!」
「キャンベラちゃん!? 危ないわ、下がっていて!」
「聞いて!私に考えがあるの!」
「え!?」
「お願い! 言うとおりにして!」
○「魔法少女プリティラスカ 『ステッキ喪失』」(6/7)
「にょほほほほ、勝利は目前ニダ〜」
「ニダ〜」
 真・生首女とミスティチョゴリは、大小の生首女の分身に取り囲まれて右往左往しているプリティラスカを遠めに見やりニダニダと笑っています。
「ピンポイント、ノーザン・ブリザード!!」
 その時です。プリティラスカは先ほど一瞬だけ開けた視界を頼りに、真・生首女の方に向かって、氷の刃の混じった突風放ちました。しかし、羽虫や人頭大の生首女達が障壁になって、本来の威力の1/10も相手に届きません。ごぉっ!と生首女の脇を冷たい風が吹き抜けただけでした。
「あ〜びっくりしたニダ。何ニダ?そのそよ風は?ウリ達を舐めてるニダか!?」
 しかしニダニダ笑っていられたのもそれまででした。
「ひぃいいい、くるシィイ」
 どうした事でしょう。突然、真・生首女は苦しみだしました。
「ど、どうしたニダ、真・生首女?」
 真・生首女の頭頂に陣取っていたミスティチョゴリが見下ろすと、さっきの突風でキムチ壷が倒れ、中のキムチ汁が真・生首女の鉢の中にどろどろと零れているではありませんか。
 実はこれが狙いだったのです。
「『塩害』よ。」
 キャンベラちゃんは静かに言い放ちました。
「キムチ汁の塩分のせいで毛根の細胞膜の外の方が浸透圧が高くなり、植物は水分や栄養分を吸収できなくなってしまう…。そして、遂には立ち枯れてしまうのよ!」
 ズビシっとキャンベラちゃんが指差す先。真・生首女の顔色はどんどん生気を失っていきます。
「ひぎぃいぃぃぃいいい…」
 衰弱し、苦しそうな悲鳴をあげる真・生首女。キャンベラちゃんの狙いはバッチリです。真・生首女の拘束がゆるむと、次々と人質の皆さんは自力で抜け出して行きました。ウヨ君はが関の孫六で真・生首女の髪を切り裂き、残った人質の皆さんを解放していきました。
 そして本体からのコントロールを失った生首女の分身たちは、ボトボトと地面に落ちていってしまいました。もはやプリティラスカと真・生首女の間を隔てるものはありません。
「今だ! プリティラスカ!!」
「うん!」
 人質の最後の一人を開放したウヨ君の合図を受けて、プリティラスカがステッキを構えなおしました。周囲を、雪の結晶が取り囲んでいきます。
「や、やばいニダ!?」
「ノーザンブレード!!」
 烈迫の気合いと共に打ち出された巨大な雪の結晶は、真・生首女もろともミスティチョゴリを地平線の彼方へ吹き飛ばしてしまいました。
「「アイゴ〜〜〜〜〜〜〜……………………☆キラーン」」
○「魔法少女プリティラスカ 『ステッキ喪失』」(7/7)
「よく気が付いたなぁ、キャンベラちゃん。まさかキムチを燃料に稼動しているようなソーレンの怪人に、キムチが仇になるとは思わなかったぜ。」
「そんな、私なんておろおろ逃げ回ってただけで…」
 とか謙遜しつつもまんざらではありません。
「ありがとう、キャンベラちゃん。お陰で助かったわ。」
 プリティラスカと固く握手するキャンベラちゃん。キムチ汁作戦は、園芸が趣味のキャンベラちゃんだから、思いついた事なのでしょう。
 普段はクラスでも目立たないキャンベラちゃん。でも、魔法の力に頼らなくたって今日のMVPはキャンベラちゃんでした。


おしまい

解説 D-13 投稿日: 2003/01/02(木) 04:02 ID:nsGRZuxE
○あとがき

チエゾー君「主人公が魔法のアイテムを無くしてさぁ大変、て展開はいろいろあるけど…」
エラ君  「このお馬鹿な流れは『TVアニメ "魔法少女プリティサミー" 11話バトン喪失』が元ネタだな」
チエゾー君「ミスティチョゴリが『にょほほほ』なんて変な笑い方してるのは何なんだろう。
      今までボク達はそういう描写した事ないのに。」
エラ君  「きっと、プリティサミーのパロを意識てピクシーミサを真似たんだろう。」
チエゾー君「『ナチュラル・キャンベラ』ってどっかで見た気がするな。何だっけ?」
エラ君  「コレだ。『同人誌 "ニホンちゃんのほん" 第二版 著:ニー@新村蛍』のP20のところだ。」
チエゾー君「それにしても『キムチ汁で塩害』ってのも強引なオチだね。」
エラ君  「そもそも、件の鉢植え美女は植物じゃないのにぁ。」

エラ&チエゾー君「さて、コレはどうしてくれようか…」




勝手に書いちゃいました。許してくださいm(__)m>ゼロ様
勝手に書いちゃいました。許してくださいm(__)m>ゼロ様 ならびに ニー様

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