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第60話
えっちなのはいけないとおもいません
投稿日: 2003/05/22(木) 16:14 ID:oDZu.fPU
アレが好きなのは別に女の子だけじゃなく、ゲルマッハ君がお耽美本を隠し読み。
禁断の園を扉の隙間から覗きみる感じでDokiDokiハァハァ。
「 と き に 兄 者 」
ゲルマッハ君がびっくりして振り向くと、そこにはアーリアちゃんが仁王立ち。
アーリアちゃんは眉間に皺をよせて得物を握りしめました。
「弁解の言葉はあるだろうか」
「いやっまてっ妹者っ! ときにおちけつ!!」
危うしゲルマッハ。
そのとき2人の間に割って入ったのがハプスブルク先生。
ゲルマッハ君の手から禁書を没収すると先生はいいました。
「あらあらだめですよ〜えっちなのは〜いけないとおもいます〜が〜ゲルマッハ君も〜お年頃ですから〜ね〜」
先生わかってますよ〜とばかりにハプスブルク先生に抱きしめられ、たわわに実った胸に埋もれることになったゲルマッハ君は大人の色香にもう陶然。
「あの、その、先生くるしいんですが」
「改心するまで〜先生は〜離しません〜よ〜」
うれしはずかしな状況ですが、放って置かれたアーリアちゃんは面白くありません。
「兄者からはなれろ年増!」
必殺の口撃でハプスブルク先生の胸からゲルマッハ君を引き剥がすと、アーリアちゃんは問答無用で彼をひきずっていくのでした。
「せんぱいせんぱいわたしとしまじゃないですぅ」
「はいはいわかったから。いい子だからもう帰りましょうね」
「としまじゃないんですよぅ」
「だから子供の言ったことなんだから」
「ふぇ〜ん(泣」
ハプスブルク先生を宥めることになったフラメンコ先生はとんだ災難でした。
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