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第50話 ◆ZmaChInA 投稿日: 2004/01/17(土) 10:-5 ID:MyyI4beo
『たさい』

「ねえカンコ君おままごとしよう」
「わかったニダ」
ママゴトなんてと火病るとおもいきやすんなりと応じたので嬉々としてちゃぶ台その他もろもろ砂場に用意して夕飯の準備をはじめるニホンちゃん。プラスチックの器にこれでもかこれでもかと砂利を盛りつけそれはまるで強飯式のように・・・食べる真似すら永遠にかかりそうなので素人にはお勧めできない。みるみる蒼ざめるカンコ君の顔。
「は〜いできました。た〜んとめしあがれ」
「こっ、これは」
「カンコくんの大好きな竹の子の炊き込みご飯」
「こんなもの喰えるニダかあぁぁぁつ」
星一徹も降参するちゃぶ台返し。
「飯ひとつろくにつくれないなんでなんて嫁ニダ。反省しるっ」
もう頭から砂塗れ泥まみれのニホンちゃん。割烹着の裾を握り締めてさめざめと泣いてしまいました。
「おーなんか面白そうだな。オレも入れてくれYO!」
「・・・ぐぅ・・・」
突然割り込んできて凶悪な笑みを浮かべるアメリー君にカンコ君はもう及び腰に。
「だっ、駄目ニダ! 子供はいないという設定ニダ」
「うるせーじゃあオレは本妻な! ニホンちゃんは2号さんでいいからYO」
「でも、ぐぐぅ・・・苦しいニ・・・・ダたしゅけて」
アメリー君はがちがちにカンコ君の首を締め上げました。
「あたくしケコーン記念の指輪が欲しいんザマスから現金で28万ドノレよこすザマス」
「しょ、しょんなカネないニダ」
差し出された財布の中身は17万ヲン。
どう足掻いても足りないのは夫が足りない。エに欠いた指輪でも差し出すしかないという罠。
「なんですってぇえええええええええ!」
「アイグオォォォォォオオオオーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

「あたくし実家に帰らせていただくザマス。ニホンちゃん、いこ!」
アメリー君はすすり泣くニホンちゃんの手を引いて連れて帰り、砂場には顔が変形するまでボコられたカンコ君だけが残されてしまいましたとさ。


ふゆ

解説 ◆ZmaChInA 投稿日: 2004/01/17(土) 10:-4 ID:MyyI4beo
>>644
今年も多災な一年になりそうです。
ttp://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/01/16/20040116000081.html


おまけのママゴト
メヒコ「いつになったらケコーン誓約書にサインしてくれるんだ、旦那さま?」
カンコ「か、親の承諾がまだ・・ってサソリ固め極めちゃ・・・アイゴー」

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